【第三セクター応援鐡旅F】東海及び中部編

■はじめに
 第三セクター鉄道を応援するこのシリーズであるが、今回はお盆の休みを利用して、東海(天竜浜名湖鉄道、愛知環状鉄道、明知鉄道、長良川鉄道、樽見鉄道)と中部(伊勢鉄道、信楽高原鉄道)を片付けてしまいたいと思う。なお、樽見鉄道については今年の2月の「大人鐡」シリーズで「しし鍋列車」に乗車しており、その際に鉄印ももらってしまっているので、今回は訪問しない。
 さて、鉄印以外の応援要素であるが、「消える系(食べ物など)のグッズ」については、確実にあるのは天竜浜名湖鉄道だけであり、それ以外については現地に行ってから探してみることにしている。
 なおその天竜浜名湖鉄道であるが、第三セクター鉄道にしては珍しく駅弁も売っている。これはぜひ買いたいところであるが、残念ながら土日しか販売していないという(平日も予約は受け付けているが、3個からとのこと)。仕方ないが、お盆休みだからもしかして例外的に売っているかもしれない(と期待しておく)。
 木曜から土曜までの3日間ですべての訪問を済ませ、最終の日曜日は近江鉄道を乗り潰し、月曜の早朝に戻ってくる旅程である。ついでに、武豊線や名松線にも久々に乗車してくることにしている(ただし、豪雨により後半の旅程は現地で変更した)。

 こんな時期(緊急事態宣言下)に不謹慎な、と思われる方もいるとは思うが、「県境を跨ぐ移動がすべからくよろしくない」のではなくて、普段会わない人と会ったり長時間会話したりすることがリスクを高めるのだと思う。ということで、ひたすら黙して1人で移動するだけの旅である。

@天竜二俣駅にて

■2021.8.12
 青春18きっぷを使い、6時台の列車で東京駅からひたすら西へ。熱海まではクロスシートであるし海も見える部分もあるからまだ「旅」らしいが、それ以降はロングシートでひたすら「修行」である。
 10時27分、天竜浜名湖鉄道との接続駅である掛川に到着した。ホームには、キハ20系カラーの(色のみで、実際は新しい車両)ディーゼルカーが停まっている。

@これに乗る

 窓口に行って天竜二俣までの切符を買い、ホームへと向かった。
 なお、今日は券売機ではなくてあえて窓口で切符を買っている。というのも、硬券で、しかも行先が「第3村」になっているからである。これは、アニメ「エヴァンゲリオン」に由来するもので、今夏はキャンペーンで天竜二俣駅が第3村駅になっているためである。

@地元の高齢者が混乱したりして

 小さい駅にこまめに停まり続け、11時26分に天竜二俣に到着した。ホーム上の駅名標などもすべて「第3村」である(表紙写真)。
 さて、まずは鉄印と思って小さい売店に向かったが、店内には何人も客がいて密状態である。しかし、この駅付近は鐡ネタ満載であるため、まずはそちらから訪問すればいい(駅正面の公園にはSLがあるし、敷地内にはキハ20系や寝台客車の20系が係留されている)。

@まずは車両から

 売店内の状況が落ち着くのを見計らってから、店内に入った。まずはグッズ系を確認して、日本酒と「転車台マドレーヌ」を選択。鉄印も同時に購入して、これでまず1社目である。
(観光客は多くいたが、残念ながら駅弁は売っていなかった)

@鉄印+消える系グッズ(取得済の樽見鉄道鉄印と共に)

 さて、この後どうするかである。この鉄道の沿線には駅舎でうな丼を売っているところなどもあるが、以前に訪問済であるため、今日はまず天竜二俣駅付近で観光をすることにしている。
 降り出した雨の中を歩き、向かったのは「本田宗一郎ものづくり伝承館」である。私は今でこそ手放しているが、二十歳頃から20年以上も大型バイクに乗っていた(初めて取得した免許も二輪であったし、所謂「限定解除」で大型免許も取得した世代である)。ということで、興味深く展示物を見学した。

@しかも無料

 見学後は歩いて西鹿島駅まで歩いた。ここから遠州鉄道に乗って新浜松に向かってJRに乗り継いで、青春18きっぷの旅を再開させる計画である。
 待合室で「転車台マドレーヌ」を頂いていると、急に豪雨となった。今日からしばらくは、不安定な天気が続くようである。
 ホームに向かい、遠州鉄道の車両に乗り込んだ。

@まだ降っている

 新浜松まで移動し、JR浜松から新快速に乗り込んだ。しばらくして岡崎(愛知環状鉄道との接続駅)に到着したが、あえてここでは下車しない。というのも、リニモに乗ったことがないため、それに乗るために迂回するからである。
 金山まで乗って中央本線に乗り換え、千種で下車。地下鉄に乗り換えて藤が丘へ行き、そこからリニモに乗って、愛知環状鉄道との接続駅である八草(やくさ)にやってきた。ここで、鉄印の入手である。

@無事に入手

 「スタンプを押す」ということなので鉄印帳を窓口氏に渡すと、左下に「八草」と駅名が押印された。この駅で受け付けた証であろう。
 さて、ここからは愛知環状鉄道に乗って、JRとの接続駅である高蔵寺に向かう。

@鉄道にも乗らないと

 高蔵寺から快速に乗って名古屋まで移動し、駅に近い安ホテル(ちゃんとしたチェーン系列であるが、コロナダンピングで激安になっている)に投宿した。

■2021.8.13
 ホテルをチェックアウトして名古屋駅に向かい、まずは岐阜へ移動。岐阜から多治見行の列車に乗り、長良川鉄道との接続駅である美濃太田には7時56分に到着した。
 JRの改札を出て長良川鉄道の乗り場に向かい、しばし待ってやって来た8時12分発の列車に乗り込んだ。前回(大人鐡シリーズで観光列車「ながら」に乗った旅)と同様に、さくらももこ氏による「GJ8マン」のカラーリング車両である。

@今回も

 定刻に美濃太田を出発。20分ほど揺られ、鉄印が入手できる関に到着した。
 鉄印は確実に得られるとして、それ以外の「消える系のグッズ」である。事務所内をざっと見たところ、煎餅はあるようであったが、箱が色分けがしてあるということは、あれは銚子電鉄の「ぬれ煎」であろう。ということで、鉄印のみの入手である。

@今日1つ目

 この町に来るとウナギが食べたくなるが、今日はまだ朝であるから割愛である(鰻屋の様子は、拙文「【大人鐡@】長良川鉄道な『ながら』編」参照)。
 折り返しまで時間があるため、駅付近を歩いて趣のあるお寺などを参拝。9時03分の列車で美濃太田に戻った。
 途中、富加(とみか)という音だけ聞くと玩具メーカーのような駅ですれ違ったのは、「ながら」用の車両である(普通列車としても運用されているようである)。
 行き違いであるはずなのに、その車両から外国人が3人ほど乗り換えてきた。どうやら、乗る方面を間違えたようである(彼女たちは美濃太田に行きたかったらしい)。

@観光用車両

 美濃太田到着後は、JRに乗り換えて多治見へ。妙な待ち時間があったので「たじみあられ」なるものを買ってベンチで頂いてから中央本線の各駅停車に乗り、明知鉄道との接続駅である恵那には10時55分に到着した。
 隣接する明知鉄道の駅舎に行き、岩村までの切符を購入。売店があったので覗いてみると、オリジナルの煎餅が売っているではないか。その名も「おらが鉄道『極楽せんべい』」である。既存の「おらが焼」という商品にラベルを入れただけであるが、これは「応援」決定である。

@2種類買ってみた

 続いて列車に乗ることになるが、どこに行くかが問題である。一日乗車券を買って終着駅の明智を散策するのが定番であろうが、今年の1月に観光列車である「じねんじょ列車」に乗った際に経験済みである(拙文「【大人鐡Q】明知鉄道『食堂車(じねんじょ列車)』編」参照)。ということで今回は、上記観光列車乗車時に気になっていた途中駅の岩村の町並みを散策することにしている。
 11時21分、明智行の列車が出発した。

@半年ぶりに乗ります

 長閑な景色の中を走り続け、日本で最も勾配のある駅である飯沼などを過ぎ、11時50分に岩村に到着した。
 ホーム上や待合室内にあれこれ展示物があるのでまずはそれらを見てから、鉄印の入手である。明知鉄道の鉄印であるが、今年の5月から有人駅ごとに違うものが販売されるようになり、この岩村駅でも入手できるようになったようである。

@今日2つ目

 駅舎内の店舗には地元の卵なども売っていて惹かれるが、旅行最終日ならまだしも、まだ3日残っているから諦めるしかない。
 その後は、城下町の旧い町並みを散策した。雰囲気も良く、観光客もかなり少ないので密を気にすることもない。趣のある旧家も無料で見学できるので、懐に優しい観光地であった。

@旧家内

 さて、散策も終えたので岩村駅に戻る…ことはせずに、町並みの途中から逸れて北上し、隣駅である極楽に向かうことにした。恵那でかったせんべいの商品名の由来にもなっている駅である。前回乗車時にこの駅に展示されているものに気を惹かれたのであるが、列車内からは撮影もままならないため、復路は極楽から乗車することにしたのである。
 歩くこと30分、極楽駅に到着した。ホーム上には説明版や観音様や地蔵様などあれこれとあるが、それら撮影する。

@「あれこれ」の一部

 しばらくホーム上で待ち、12時58分発の列車に乗り込んで恵那に戻った。
 さて、このまま名古屋に戻ってホテルに行ったのでは、時間が余り過ぎる。ということで、今日は久々に武豊線に乗ることにしている。
 恵那発13時31分発の列車で名古屋方面に向かい、金山で下車。金山からは14時35分発の快速に乗り大府で下車した。ここで、14時51分発の武豊行に乗り込んだ。

@かなり久々

 出発して驚いたが、車両が「電車」である(昭和生まれの私にとって、武豊線=非電化が常識であった)。急いで調べたら、2015年に電化していたということであった。私は車両の形式等にも疎いが、こういう事情(電化等)にも相変わらず疎い。
 武豊着は15時23分。駅から1キロくらいのところに「まちの駅」というのがあるためそこに行こうと思っていたが、急に雨風が強くなってきたため、断念である。仕方なく、折り返しの列車に乗り、大府で乗り換えて名古屋に向かった。伏見付近にあるホテル(やはりコロナダンピングで激安価格)に投宿。

■2021.8.14
 一昨日からの荒天がだんだんひどくなり、特に九州地方では猛威を振るっている。西日本全体に影響があるようなので、朝からJR東海や西日本の運行状況と睨めっこである。
 ホテルをチェックアウトして名古屋駅に向かい、7時05分発の亀山行に乗り込んだ。川原田で下車し、一段高い場所にある伊勢鉄道のホームに移動して乗り換えた。

@今日の1社目

 伊勢鉄道の列車は原則として四日市まで乗り入れているのでそこで乗り換えてもよかったのだが、あえて分岐駅で乗り換えた次第である。同駅を8時03分に出発。
 隣駅である鈴鹿には3分後に到着した。ここで、鉄印が入手可能である。高架のホームから階段を降りて行き、窓口で次に乗る津までの切符と鉄印を購入した。切符は、昔懐かしい硬券である。

@鉄印のデザインも味わいあり(紙質も独特)

 次の津行は8時26分発の快速「みえ」であり、少しだけ時間がある。有名な鈴鹿といっても、駅は集落の中心からは逸れているため、周辺には何もない。しかし、駅舎内に過去の鉄道資料が並べてあったので、ちょうど良い時間潰しになった。車両の初号機が「宇都宮富士重工」の製作ということでその銘板も飾っており、当時宇都宮にいた私としては感慨深くそれを眺めた。

@展示いろいろ

 さて、次の目的地である信楽高原鉄道へは向かわずに、久々に名松線に乗ることにしている。私は詳細な乗車記録は付けていないが、「ご無沙汰ランキング」(もちろん作成していない)があるとすれば、かなり上位に来るくらいであろう。当該路線のデジカメデータはないので、少なくとも20年以上前、下手をすると30年弱くらい放置しているかもしれない。
 8時26分発の快速「みえ」に乗り込む。複線区間や高架が多く高速走行が続くので、ローカルな第三セクターとは思えないくらいである。
 9時00分に松阪に到着し、伊勢奥津行に乗り換えた。

@もちろん1両編成

 9時38分に松阪を出発。車内には7人くらいの乗客がいるが、もれなく写真などを撮ったりしているので、地元民はいなさそうである。雨は降っておらず、長閑な雰囲気である。
 さて、久々の名松線であるが、景色が奇麗になる(渓谷などが現れる)のは後半である。ということで、松阪駅で買っておいた駅弁タイムである。
 テレビなどでも何度も紹介されているため知っている人も多いと思うが、今日買ったのは「モー太郎弁当」である。松阪牛自体はもちろん、蓋を開けると「ふるさと」の音楽が流れることでも有名である。

@いただきます

 良い肉なのであろう、脂身も甘くて美味しかった(量は少な目であるが、私にはちょうど良い)。
 しばらくして、名松線が災害で長期運休中は終着駅であった家城(いえき)に10時15分に到着した。ここで、13分も停車するという。ここから終着の伊勢奥津までは山間部を走り、交通の流れも多くないが、実質は違う系統みたいなものなのであろう。災害から復旧しても、結局ここから先は「別世界」なのである。
 ホームに降りたり駅舎に行ったりしていると、駅員が「タブレット交換」をしているのに気付いた。JRからタブレット交換は消えたものを思っていたので、意外であった。

@停車中

 同駅を10時28分に出発。渓谷が右に沿ったり左に沿ったり、長閑な景色の中を走り続けた。列車が速度を落としたので何かと思ったら、鹿の群れ(数匹)であった。
 終着の伊勢奥津には、11時02分に到着した。前回訪問時のことなど全く覚えておらず、初訪問のような感覚である。
 駅舎の横にある観光案内所+物産館に行ってみると、「あまごめし」なるものがあったのですかさず確保。ついでに「あまごの甘露煮」も買ってしまった。館内には、名松線に関するパネル展示もあり、これまたちょうど良い時間潰しになった。

@美味そう

 駅周辺にあった給水塔などを見学してから、11時30分発の松阪行に乗り込んだ。定刻に出発。
 さて、今後の旅程について確認をしなければならない。私がいる周辺は平穏であるが、雨雲レーダー等を見ると京都から米原周辺が大変なことになっている。東海道線(琵琶湖線)も運休中で、18時頃にならないと動き出さないという。今日の宿泊地は京都であるから、少し影響がある。
 と思ってその下を見ると、草津線と関西本線(亀山以西)が、12時以降運休になるというではないか。これでは、信楽高原鉄道にアクセスすることができない。
 あれこれ考え、今日はこれから亀山経由で名古屋に戻り、新幹線で京都に向かうことにした。先週の旅行(徳島から高松まで行って足止めになり、徳島に戻った旅)と同様に、「ふりだしにもどる」感じである。

@この辺りはこんな平穏なのに…

 信楽高原鉄道に乗るのが明日になってしまうが、明日は元々余裕のある旅程であり、近江鉄道の途中5か所で途中下車して観光することにしている。よって、信楽高原鉄道をねじ込むのは余裕である(ただし、JRがきちんと動けば、の話であるが)。
 亀山には13時43分に到着。しばし待ち、14時24分発の列車で名古屋に戻ってきた。
 いつもならチケットショップに行って安いものを買うが、今はお盆なので回数券は使用できない。ということで、新幹線の切符を券売機で買ってホームへ向かった。券売機で新幹線の切符を買ったのは、かなり久々だと思う。

@珍しい経験?

 遅れてきた「のぞみ」に乗り込み、約35分で京都に到着した(17時25分頃に到着)。なお乗車中にJR西日本の運行情報を確認すると、なんと琵琶湖線など複数の在来線は今日の最終列車まで運休であるという。今晩は京都駅前にホテルを取っていたが、これは不幸中の幸いであった(でなければ、ホテルに辿り着けなくなっていた)。
 そのホテルに投宿し、翌日の予定をあれこれ練りながら一献して就寝。

■2021.8.15
 JR西日本のウェブサイトによれば、琵琶湖線等は昼頃まで運休であるという。しかし、「途中下車の観光」をすべて排除すれば、昼に出発しても「近江鉄道乗車」「信楽高原鉄道の鉄印受領」は可能である。運行再開がそれ以降になれば、大人しく名古屋に移動だけすればいい。
 昼までホテルにいても仕様がないので(そもそも10時にはチェックアウトする必要があるので)、あれこれ観光要素を調べる。京都鉄道博物館は3年前に訪問済であるが、なんと期間限定(今月6日〜18日)で配給車「クル144・クモル145」が展示されているというではないか。早速、向かうことにした。
 9時35分頃にチェックアウトして、歩いて鉄道博物館へ。

@営業前の試運転中(梅小路公園)

 営業時間直前に到着し、1,200円の入場券を購入して中に入っていった。チビッ子たちは新幹線やSLに興味津々であるため、彼らを後にして一番奥にある引込線(クル144・クモル145が係留されている場所)へ真っ先に向かった。すでに同業者が4〜5人ほどいたが、まだまだ空いていた。

@こんな車両

 「配給」車といっても、炊き出しのご飯を配布するわけではない。車両に必要な資機材を運搬するための車両である。珍しい車両であるので、こんな短期間だけでなくて継続的に展示してもいいのに、と思うが、大宮と比較して敷地が狭い鉄道博物館であるため、車両が展示できるスペースも限られているのであろう。
 しかし、偶然が重なって珍しい車両を見ることができた。怪我の功名である。
 二度目の鉄道博物館であったが、1回だけの見学ですべてを覚えられるわけもなく、今回も色々な発見(気付き事項)があった。

@色々あり(敢えて屋外で色褪せていた50系客車を)

 あっという間に2時間弱が経過し、もう昼前である。
 なお、ホテルチェックアウト前にウェブサイトで確認していたのだが、琵琶湖線の再開は18時以降であるという。ということで、今日は名古屋に移動するだけである。
 新幹線であれば35分程度で移動できるが、急いだところで名古屋にてやることもないし、2日連続で5千円超の臨時出費は痛い。ということで、近鉄で大移動である(しかも、チケットショップで株主優待券を1,500円で買っての乗車である)。

@株主優待券と、博物館の疑似改札用切符

 12時42分発の橿原神宮前行に乗り、大和八木と伊勢中川で乗り換えてひたすら名古屋へ向かう。先頭車両から景色を眺めたりもできたし、途中の大和八木から伊勢中川まではクロスシートであったので、乗り換え時間を含めた4時間半弱も比較的あっという間であった。
 17時06分に近鉄名古屋に到着。駅近くの安ホテル(コロナダンピングが理由なので、室内はかなり快適)に投宿した。

■2021.8.16
 さて、日曜日の昨日に名古屋に泊ったのには理由がある。当初旅程では夕方18時頃に名古屋に到着する予定であったため、格安チケットか何かでその日のうちに関東まで戻ろうとしていたのであるが、お盆のためにその手のチケットが使えないことに気が付いた。しかし、定額(11,500円)を支払うのは癪である。何か安くて意外な方法がないかをあれこれ考え、「名古屋で安ホテル(3,000円)」「中部国際空港から月曜の早朝便で羽田へ(8,730円)」に至ったのである。空港前後の鉄道料金がある分、新幹線より結構高くなってしまうが、気分転換としては充分であろう(それに、ANA SKYコインが7,000くらいあったので、それを使ってかなり安く済ませることができた)。

@セントレアへ

 今回は信楽高原鉄道に乗車できなかったが、この程度で済んだのは奇跡かもしれない。というのも、13日(金曜日)に長良川鉄道と明知鉄道に乗ったのであるが、大雨の影響で長良川鉄道は土日とも運休になってしまい、明知鉄道に至っては路盤のバラスト等が流れてしまったようで、14日の土曜からこの先18日まで運休であるという。この程度で済んだのは、不幸中の幸いであるのかもしれない。

 

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