【猫鐡・番外編】久高島・奥武島編

■はじめに
 鉄道に関するネタが少なく、ゆいレールや過去の遺構くらいしかない沖縄ではあるが、定期的に訪問はしている。よって、鐡ネタ関係はほぼ訪問済みである(拙文「沖縄で鐡ネタ落穂拾いPart2」など3編参照)。
 しかし、コロナ禍になってからは、まだ沖縄に行っていない。最初の緊急事態宣言前後(2020年3月末〜6月中旬)は、県境を跨ぐ旅行は自粛していたが、それ以降はあれこれと日本各地の鉄道に乗りに行ったりしている。しかし沖縄に関しては、そもそも鉄道ネタが少ないことと、コロナの感染状況であまり良いイメージがなかったため、訪問は控えていた。しかし、かなり前に3月の三連休について航空券を探してみたところ、往路を夕方、復路を午前にするとかなり安いものを発見した。海外旅行に行けなくなって久しいので、プチ海外旅行気分で久々に沖縄に行ってみることにした。
 目的であるが、猫島(久高島と奥武島)訪問に決めた。2016年〜2017年に「猫鐡」として猫島訪問シリーズを実施していたが、その番外編である(なぜ番外編かというと、鉄道ネタがほとんどないからである)。

@南城市内にて

■2022.3.19
 15時25分の便で羽田から飛び立ち、18時半過ぎに那覇空港へ。今日はゆいレールで那覇中心部に移動して、安ホテルに泊まるだけである。
 もう何度も訪れている那覇空港駅であるが、suicaペンギンのお出迎えである。というのも、2年前の3月(私が最後に沖縄を訪問した2か月後)から、相互利用が可能になったからである。

@切符購入不要

 カードで改札を通り、ホームへ。これまた何度乗ったかわからないくらいのゆいレールであるが、今日明日明後日とほとんど鐡ネタがないため、とりあえず掲載である。

@モノレールですが

 旭橋で下車し、10分ほど歩いて安ホテルにチェックイン。その後はスーパーに行って沖縄食材(「にんじんしりしり」や三枚肉など)を買って、それらで一献してから就寝。
 それにしても、関東とは全く違う気候で、夜だというのにまだ暑いくらいである。久々に、外国にでも来たような気分になった。

■2022.3.20
 7時頃にホテルを出て、国際通り付近を散策してからバスターミナルに向かった。これから乗るのは、8時00分発の斎場御嶽(せーふぁうたき)行である。

@やって来ました

 公民館での鉄道関連展示を見たことがある国場や、駅跡の展示館を訪問した与那原などを経由して、8時少し前に到着した「あざまサンサンビーチ入口」で下車した。安座間港は、ここから歩いてすぐである。
 待合室に行き、高速船の往復切符を購入。待合室内で、すでに猫と対面である。

@忘れ物です

 屋外にもいた猫の写真を撮ったり、売店にあったウミヘビの粉入りお菓子などを見たりして時間を潰してから、高速船に乗り込んだ。

@小さい

 定刻の9時30分に安座間港を出港。島に行く人など少ないだろうと思っていたが、ほぼ満席に近く、補助席も使用されているくらいであった。
 9時47分頃、久高島(徳仁港)に到着した。
 さて、街歩きである。集落内を歩き始めると、第一猫に遭遇した。

@いらっしゃいませ

 その後も、小さな集落内の散策である。猫島として有名な島にありがちな「猫銀座」(10匹以上が屯している)はどこにもなく、ちらほらと道端を歩いている程度である。

@こんな場所にも

 折り返しの高速船の出発まで2時間以上もあるため、集落散策だけでは時間が余ってしまう。ということで、島中央部にあるフボー御嶽(立入禁止区域)を過ぎて、島北側の海が見える場所まで40分ほど歩いてみた。

@奇麗

 その後は、島の南側の道路経由で西端にある集落方面に向かった。非舗装の道路であり、途中には大きなガジュマルの木があったりして、のんびりした雰囲気である。
 所々で浜に行ける小道があったので、寄り道をしてみた。地形が険しかった島北側と違って、こちらは砂浜などがあって穏やかである。

@奇麗その2

 ひたすら歩き続け、11時過ぎに集落内に戻って来た。まずは白猫のお出迎えである。

@お帰りなさい

 その後は、集落内にある観光要素や漁港などを適当に歩き続けた。やはり「猫銀座」はどこにもなく、ちらほらと見かける程度である。

@ここにも

 港に戻り、12時00分発の高速船で安座間港に戻った(復路は空いていた)。
 さて、続いては奥武島である。大きな路線バスとなると那覇市内(国場)まで戻ることになってしまうし、南城市のコミュニティバスであれば途中の百名まで行くことができるが、適当な時刻のバスもない。ということで、ここから2時間くらい歩くことにしている。
 早速歩き始めたが、予想外にアップダウンのある道であった。しんどいが、景色が奇麗なので良しとしよう。

@しかし暑い

 しかも、日差しも厳しい。3月だから可能であったが、春以降は暑すぎて無理であろう(ホテルに戻ってから顔や手を見ると、かなり日焼けしていた)。
 安座間を出発して約2時間、やっと奥武島が遠くに見えてきた。ゴールは間近である。

@遠くに

 ひたすら歩き続け、安座間から約2時間20分、やっと島の入口(橋)に到着した。島ではあるが、橋が架かっているため船などに乗る必要はない。
 砂浜は海水浴の観光客で溢れていて、近場にある「てんぷら」の店には行列ができており、かなり賑やかである。

@「コロナ関係なし」の如く

 上記のような状態(大賑わい)であるため、海辺付近には猫はいなさそうである。ということで、集落の奥の細い路地の方へ歩いてみた。早速、第一猫との遭遇である。

@お食事中

 その後も探し続け、神社付近で数匹発見した。首輪を付けている子もいたので、飼い猫も紛れているのであろうか。

@飼い猫?

 久高島と同様に、猫銀座はなく、ちらほらと発見できる程度であった。
 猫探しを終えてからは、奥武入口バス停まで15分ほど歩き、路線バスで那覇市内に戻り、スーパー(3件ハシゴ)で沖縄食材を買い揃えてホテルに戻った。

@ザ・沖縄的に(スパムなどの自分用お土産と、翌朝分の食材も含まれています)

■2022.3.21
 今日の便は、10時05分発の羽田空港行であり、料金は1万円ちょっとである。実はこれよりも先に出る8時台の便の方が数百円安かったが、「どうせ帰るだけだから、ラウンジで泡盛でも呑んでいこう」ということで、10時の便にしている。8時台の便では、朝の6時台から呑むことになり、さすがに私でもしんどい。
 6時40分頃にホテルを出て、まずは壷川東公園に向かった。あまりにも鐡ネタが少な過ぎるため、ここに展示されているサトウキビ鉄道の再々訪である。

@私のブログに登場するのも3回目なので、今回は後ろから撮影

 撮影後は、那覇空港に向かった。「ゆいレールで」としたいところであるが、歩いても1時間かからないので、徒歩である(もう何度も使っている手法である)。

@乗りません

 50分強歩いて、空港に到着。荷物検査を経てラウンジに向かったが、あれっと違和感を受けた。というのも、基本的にJALに乗ることが多いため、ANAの那覇ラウンジは初体験だったようである。おしゃれな意匠であった。

@馴染みなし

 まずはサーバーでオリオンビールを注ぎ、昨日買っておいた鶏肉で一献である。
 続いては、泡盛である。JALラウンジにあるような大きな樽ではないが、瓶が1本あったので、これで酔いどれるだけである。

@いただきます

 その後は件の便に乗り、羽田へ向かい、そして自宅に帰るだけである。

 

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