【非鐡の旅R】ANAとJALを「勝手に応援」仮想旅part2

■はじめに
 新型コロナウイルス感染症の影響により海外旅行が行けなくなって久しくなったため、ANAとJALへの応援も込めて、「海外旅行もどき」を体験できるANAのツアー(翼のレストラン HANEDA)に参加し、またANAのエコノミークラスの機内食をお取り寄せで購入したのが、前回の「【非鐡の旅Q】ANAとJALを「勝手に応援」仮想旅」であった。
 その際、JALへの応援手段(ツアー)が見つけられなかったため、旅行記の最後に、購入したカップ麺とスープだけを「おまけ」で記載することしかできなかった。
 後日、似たような企画がないかあれこれ探したところ、JTBの「こころトリップ」が企画している「JAL×JTB国内遊覧特別チャーター アジアンジェット台湾」というプランに辿り着いたため、早速予約をした。一番安いエコノミークラス(窓なし)で、料金は19,800円である。チャーター便であるから、今回の場合は、実際に飛行機は飛ぶ(前回の企画は、係留されたままの状態であった)。台湾っぽい機内食もあるということで、総合的に考えるとお得な値段設定である(もちろん、ビジネスクラスの窓ありなどは、この数倍の料金であるが)。
 緊急事態宣言の延長により開催がどうなるか危ぶまれたが、催行されることとなった。参加する側としても、準備万端にして伺うのみである。

@羽田空港にて

■2021.6.5
 京急で羽田空港へアクセスし、10時少し前に第1ターミナルの指定されたカウンターへ。こんなに早い時間(受付開始直後)に来る必要もないかと思ったが、同じような考えの人も多いようで、受付開始直後はちょっとした混雑であった。

@カウンターも台湾風

 健康に関するチェックシート(体調などを記載)を提出し、搭乗券とお土産一式とパンフレット一式をもらった。座席は、49Gである。「一番後ろの方か」と思ったが、よく考えたら今日はビジネスクラスがある=国際線機材であるので、機体の真ん中くらいである。通路席+翼の上ということで、景色は見えないが、今日は「バーチャル台湾」を経験するのであるから、逆に外は見えない方がいいだろう。

@今日の搭乗券

 搭乗ゲートでの集合時刻である11時30分までまだまだ時間があるため、いったん第2ターミナル(ANA側)まで移動した(この理由は旅行記の最後に記載)。その後、第1ターミナルまで戻り、荷物検査場を通り過ぎた。
 今日はチャーターであり、実質「羽田発羽田行」である。搭乗案内の券はどうなるのかと思っていたが、まさかの「仙台行」であった。羽田発仙台行など、災害で新幹線が運休になった際に臨時で飛ぶくらいしかないから、これはこれでレアものである。

@珍しい

 カードラウンジに向かい、まずはお土産とパンフレット一式の確認である。各種パンフレットを見ていると、やはり久々に台湾に行きたい気分になってきた。これからワクチン接種が進むにしても、集団免疫が形成されるのにも時間がかかるであろうから、台湾行の実現化は来年くらいの話になってしまうのであろうか。

@一式

 右側にある小さくて黒いものは、広げるとVR用レンズとなる(台湾の動画をスマホで見ることができる)。時間もあって暇なので、それをスマホに装着して動画をみたりして時間を潰した。

@こんな感じ

 さて、集合時間も近づき、やっと搭乗である。指定されたバスラウンジに向かった。他の便の乗降はなく、チャーター便に乗る人だけが集まっている状態である。
 搭乗案内の書類は、書類上の関係なのか「仙台」となっていたが、搭乗口の行先は「東京」であった。実質、こちらの方が正しい。

@東京から東京へ

 案内があり、バスに乗り込んで飛行機へと向かった。タラップの前では、客室乗務員と旅行会社社員が総出でお迎えである。

@今日の機材

 機内に入り、指定されている座席へと向かった。
 国際線機材ということなので、ビデオのプログラムは充実している。ということで、出発までは「孤独のグルメ」を観て空腹感を増幅させておくことにした。今回の食材は「すき焼き」であり、井之頭五郎さん(主人公)はいつも以上に美味しそうに食べていた。
 12時07分に機体が動き出し、12時22分に離陸をした。疑似台湾を経験する、3時間弱のフライトである。
 しばらくして、機長の挨拶があった。今日のルートは、松本→小松→大阪→高知→串本→大島→東京であるとのこと。
 続いては、お待ちかねの機内食である。

@台湾風

 点心には、2種類の醤油(普通のものと、山椒が効いた辛いもの)が付いていた。サラダも、硬い豆腐を千切りにしたものが入っていたり、デザートもマンゴー風味であったりと、台湾づくしである。右側の葉っぱに隠れているものは、当然ながら粽(ちまき)である。
 機内食を平らげた後は、ビデオプログラムでバラエティ番組を見続けた。
 そのうち、今回用に特別に作成された「台湾観光案内ビデオ」の上映が始まった。

@冒頭部分

 博物館や夜市や有名観光地などが紹介されたが、私が訪問済みの場所もいくつかあったので、懐かしい思いで見続けた。
 14時も過ぎ、続いては抽選会である。当選の品は、台湾の茶器セットが2人、トラベルセットが15人ということである。今日の参加者数からすると、7〜8人に1人の当選率であるので「もしや」と期待したが、残念ながら当たらなかった。

@窓側の写真でお茶を濁す

 2時間以上も乗っているが、機内食以外はこれといって撮影するものもない。それも当然、機材は普通のものであるし、何か特別の仕掛けがあるわけでもない。
 そこでふと思い付いたのが、航路図である。反射してしまうので上手く撮影できていないが、飯田付近で旋回しているのは「両側の人に富士山を見せるため」である。高知付近での旋回はよくわからないが、時間調整か何かであろうか。

@ぐるっと日本一周

 ベルト着用のサインが出て、長いようで短かった疑似台湾も終了が近付いてきた。15時02分に着陸し、疑似帰国である。

@望遠を活用して撮影

 台湾の雰囲気を充分に堪能した後は、いつも通りに京急等で自宅に帰るだけである。

 さて、前回は「ANAばっかり」であったためJALオリジナル食材で最後を誤魔化したが、今回は逆に「JALばっかり」である。ということで、午前中に第2ターミナルに行ったのは、ANAオリジナル食材であるビーフカレーを買うためであった。
 国際線ラウンジのカレーに関して、私は圧倒的にJAL派であるが(肉の大きさとルーのコクが違う)、パッケージを見る限り、期待を持たせてくれる2品である。

@美味そう

 

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