【第三セクター応援鐡旅@】北東北編

■はじめに
 旅のテーマとして、改造された車両で提供される豪華な食事を楽しむ「大人鐡」を実施しているが、残されているネタも少なくなってきてしまった。というのも、月に1回程度に実施することを想定していたのだが、開始とほぼ同時にコロナが広がってしまい(海外旅行に行けなくなり)、月に2回、多いときは3回と実施しているうちに、ネタ切れが近づいてきてしまった。
 ということで、新たなテーマを設定して、大人鐡と並行して実施することにした。
 しかし、すぐに妙案は浮かばなかった。ということで、安易ではあるが、第三セクター鉄道(旧国鉄の路線を受け継いでいる鉄道会社)の路線に再訪することにした。
 ただ単に乗るだけでは芸がないため、可能な範囲で以下も実施することにした。

1.オリジナルグッズ(食べ物系)を購入
 私は収集癖がないため記念品などのグッズや記念切符は購入しないが、消えてなくなるもの(お菓子や食材、酒など)であれば買うのに吝かではない。

2.鉄印を押す
 2020年6月より、鉄印帳というものが発売されている(御朱印帳の鉄道バージョンのようなもの)。私は、四国お遍路はもちろんのこと、西国や坂東も結願(全札所を訪問)しており、そういう立場からすると「ちょっと違うかな」という思いもあって、当初は乗り気ではなかった。しかし、その開始意図などをネットで読む機会があり、「応援という意味であれば、ありかも」と思うに至った。ということで、遅ればせながら参戦である。

3.駅レストランや駅弁を利用
 これを提供している第三セクター鉄道は多くはないが、やはり応援も込めて、適度な時間帯に訪問する場合はなるべく利用することにする。

 鉄印帳に参画している第三セクター鉄道について、以下のように地域分けをして訪問することにした。月に2回程度実施したとしても、半年以上はネタが続きそうである。コロナ禍で海外旅行はもうしばらくお預けであるため、「つなぎ」のネタとしては充分であろう。

・北海道:道南いさりび鉄道
・北東北:三陸鉄道、IGRいわて銀河鉄道、秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道
・南東北:山形鉄道、阿武隈急行、会津鉄道、野岩鉄道
・関東:わたらせ渓谷鉄道、真岡鉄道、鹿島臨海鉄道、いすみ鉄道
・北信越:北越急行、しなの鉄道、えちごトキめき鉄道
・北陸:あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、のと鉄道
・東海:天竜浜名湖鉄道、愛知環状鉄道、明知鉄道、長良川鉄道、樽見鉄道
・中部:伊勢鉄道、信楽高原鉄道
・近畿山陰:京都丹後鉄道、北条鉄道、若桜鉄道、智頭急行
・山陽:井原鉄道、錦川鉄道
・四国:阿佐海岸鉄道、土佐くろしお鉄道
・北九州:平成ちくほう鉄道、甘木鉄道、松浦鉄道
・南九州:南阿蘇鉄道、肥薩おれんじ鉄道、くま川鉄道


@釜石駅にて

■2021.4.17
 今回の旅で使用する切符は、「大人の休日パス・東日本スペシャル」である。4日間有効で、新幹線も含めて乗り放題でたったの15,270円であり、正規運賃であれば東京から郡山の往復で元が取れてしまうというとんでもない切符である(しかも、今回の乗車対象である三陸鉄道とIGRいわて銀河鉄道にも乗れてしまう)。
 ということで、今日はまず大宮まで近郊列車で移動して、そこから7時57分発の新幹線「こまち」で盛岡まで移動した(「はやぶさ」も連結されているが、「こまち」の方が横4列の座席であり、気分的に楽なのである)。

@東北ゆるキャラ大集合

 9時44分に盛岡に到着し、しばし駅構内にある店を覗き込んだりして時間をつぶしてから、IGRいわて銀河鉄道(とJR花輪線)が発着するホームへと向かった。盛岡から八戸までは新幹線を使用する頻度が高いため、IGRいわて銀河鉄道に乗るのは久々である。

@三セク応援はこの鉄道から

 10時13分に盛岡を出発し、目的地である青山には10時16分に着いてしまった。それもそのはず、隣駅だからである。
 「鉄印」がもらえる(買える)駅は、各社で独自に決めているようである。IGRいわて銀河鉄道の場合はこの青山駅(南口)だけであるが、「もっと遠い、例えば好摩とかにすれば、切符としての売り上げも向上するかもしれないのに」とも思う(青山では、盛岡から単純往復の切符でも鉄印が買えてしまう)。
 それはさておき、同業者(鉄印狙い)が3人もいたので、しばし待合室を見学してから窓口に向かった。

@無事に入手

 スキャンすれば綺麗に画像が取れるとは思うが、デジカメで撮影した方が時系列でデータを管理できるため、今後もこの方式で記録していきたい。
 さて、それ以外のミッションであるが、残念ながらIGRいわて銀河鉄道で売っているグッズは記念品関係ばかりであり、食べ物はない。青山駅に「びすとろ銀河」があり、ウェブのURLからすると鉄道会社と関係があるようであるが、今日は残念ながら時間が合わない(まだ10時台で開店前)。ということで、ここでは鉄印だけの貢献である(すみませんたった300円だけで)。

@次回(いつ?)があれば利用します

 同じ列車で到着した同業者以外にも、車で乗り付けて「この鉄印帳って買えますか?」と聞いている人がいた。なかなか盛況のようである(なお、鉄印だけでの購入は不可能であり、切符を提示する必要がある。上記の人は、盛岡までの「乗らない」切符を別途購入していた)。
 10時44分の列車で盛岡に戻る。続いて乗るのは、JR山田線の快速「リアス」であるが、この区間が今日の旅程のボトルネックであった。というのも、恐ろしく本数が少ないため、最初に三陸鉄道に乗ってしまうと、宮古から盛岡の時刻を検索しても「釜石経由」になってしまうのである。ということで、この順番に訪問することになった次第である。

@JR車両(快速「リアス」)

 定刻の11時06分に盛岡を出発。「びすとろ」が利用できなかったため、お昼は駅で買った福田パン(盛岡で有名なコッペパン)である。定番の「あんバター」などは経験済みであるし、昼時であるため、今日は総菜パンである。無難にメンチカツやコロッケかなと思っていたが、地味に手書きで「サバ」とあるのを発見してしまった。サバフライのパンは良く見かけるが、まさかの「しめ鯖+タルタルソース」という組み合わせである。恐ろしさ半分で、それに決定した。

@意外に合っていました

 パンを食べ終えて外を見続けていると、だんだんと山深くなっていった。時折高速道路が見えるが、これが先月に開通した「宮古盛岡横断道路」である。山田線の盛岡から宮古はただでさえ乗客が少ない(本数も少ない)のに、これが追い打ち(とどめ)となりそうである。
 ふと横を見たら、カモシカが草を食んでいるではないか。日本国内の沿線風景でシカは山ほど見てきたが、カモシカは初めてである。
 定刻の13時17分に宮古に到着。時間があるため、地元のスーパーに行って夜用の食材を買ったりしてから、駅に戻ってきた。まずは「消える系」のお土産購入である。
 三陸鉄道は第三セクター鉄道の雄的な存在であり、グッズ系も(飲食物を含めて)非常に多種多様である(専用の土産店も駅横にある)。あれこれ悩み、日本酒とカレー、せんべいを購入した。

@3点セット

 日本酒はワンカップもあったのだが、ここは豪勢に4合瓶である(これくらいなら、今晩だけで呑み切れる量である)。
 続いては、鉄印である(到着時は混雑していたので、出発前にもらうことにした)。

@日本最長第三セクター鉄道

 消える系グッズと鉄印を無事に手に入れたので、ホームに行って14時13分の盛行に乗り込んだ。これに乗って釜石まで行き、そこからJRに乗り継ぐ予定である。2両編成でそれなりに空席もあったが、先頭の運転手関横に陣取って立ち続けることにした。

@「にぎわい東北」号

 復興されつつある地域の真新しい防波堤などを見つつ、釜石には15時38分に到着した。19分の乗り継ぎでJR山田線に。定刻の15時57分に出発。
 さて、今日は盛岡で泊まることにしている。このままこの列車で花巻まで行き各駅停車に乗り継いだ場合、盛岡到着は18時56分。手前の新花巻で新幹線に乗り換えた場合、盛岡到着は18時54分。なぜ2分しか違わないのかというと、新花巻で乗り換える場合は49分も待ち時間があるためである。
 だったら各駅停車でいいか、と思いかけたが、車両がロングシートの可能性もある。ということで、新花巻で乗り換えることにした。
 17時53分に新花巻に到着。周囲に何もないことは承知していたが、プロ野球選手等に関する展示があったりして、滞在時間は意外に楽しめた。
 ここでふと掲示版を見ると、JRなのになぜか「鉄印」とある。よくよく読んだら、この地域のキャンペーンで実施しているようで、しかも無料である。ということで、頂くことにした。

@JRですが

 印刷した紙に駅スタンプを押しただけであるが、意外な収穫であったので非常に嬉しい。手持ちの鉄印帳には貼るスペースはないが、どこかに挟んでおこうと思う。
 18時42分の新幹線に乗り込み、あっという間に盛岡に到着した。スーパーで安食材を買い、安ホテルに投宿。

■2021.4.18
 今日は秋田内陸縦貫鉄道に乗る予定である。盛岡からの場合、最短は新幹線で角館にアクセスする方法である。鷹巣側にアクセスする場合でも、新幹線で新青森まで行って南下するのが最速である。しかし、今日は敢えて花輪線で大館まで行って乗り継ぐことにしている。
 ホテルをチェックアウトして、盛岡駅へ。昨日の10時頃にいたのと全く同じホームであるが、今日はJR車両である。

@花輪線

 定刻の6時55分に盛岡を出発。昨日訪問した青山もすぐに過ぎ、好摩まではIGRいわて銀河鉄道の路盤(旧東北本線)である。そこから分岐し、花輪線に入ると非電化単線となった。
 今日は雨予報であるが、天気予報ほどはひどい雨にはなっていない(小雨以降、曇りとなった)。景色は全く見えないと思っていたが、予想外に岩手山も見えている。

@幸いにも

 峠に近づいていくと、まだ路盤横に残雪も見られるようになった。所々の沼地や土手の上では花々も芽生えており、東北の春という感じである。
 峠も過ぎ、鹿角花輪と十和田南では停車時間が長かったため駅舎まで行ったりして、定刻の9時58分に大館に到着した。
 もう何度も来ている駅であるし、乗り換えの時間も20分もないが、駅前に秋田犬に関する施設が新たに出来ていたので、急ぎ足で訪問した。

@本物の秋田犬もいた

 さて、続いて乗るのは10時17分発の特急「つがる」である。鷹ノ巣までたったの14分であり、通常の切符の場合は特急に乗るのが躊躇われる距離であるが、今回は乗り放題の切符であるから問題ない(前回訪問時も同じパターンであったが、すぐ後に出発する各駅停車に乗ったのでは秋田内陸縦貫鉄道に乗り継げないため、泣く泣く特急料金を支払ったのである)。

@今日は気楽に

 あっという間に、鷹ノ巣に到着。ここで、秋田内陸縦貫鉄道に乗り換えることとなる。
 実は、秋田内陸縦貫鉄道には4月3日に乗る予定であった(1月16日に乗る予定であった観光列車「ごっつお玉手箱列車」が運休となったため3月6日に振り替え、それが3月14日に延期となり、その後4月3日に再延期となり、ついに運休になってしまったのである。秋田県はコロナ患者が極端に少ないが、だからこそ逆に過敏なようである)。
 今日は、途中の阿仁合で1回降りるだけなので、一日乗車券よりも、途中下車が可能な「片道寄り道きっぷ」がお得である。

@無事に購入

 乗り換え時間が3分しかないため慌ただしいが、窓口で切符を買っている人がいる間は運転手も出発を待ってくれる仕様になっている(前回乗車時は結構待った)。今日は窓口で切符を買っていたのは私を含めて3人だけであったので、定刻の10時34分に鷹巣(秋田内陸縦貫鉄道の駅には「ノ」が入らない)を出発した。
 車内であるが、秋田犬一色のラッピングである。

@車内のあちこちに

 雨予報であったが、曇り時々雨、そして時折であるが晴れ間も覗いている。これならば、途中下車時の散策も可能である。
 11時29分、阿仁合に到着した。小さな集落であるが、この路線の沿線としては大きな町である。昼時であるので、散策の前にまずは腹ごしらえである。
 駅舎内に「こぐま亭」という直営の店があり、実は4年前にも訪問済みである。当時は馬肉を使ったメニュー(馬肉シチューなど)が有名であったが、去年くらいに全メニューが刷新されており、現在は残念ながら馬肉関係はない。
 しかし、きりたんぽ鍋や、比内地鶏を使用した数種類のメニューがあり、地元志向は変わらないままである。あれこれ悩んだが、券売機で買った食券は普通の「ジャンボエビフライ定食」である。というのも、タルタルソースに「いぶりがっこ」が使用されているのに惹かれたからである。

@よく考えたら2日連続でタルタルソース

 想像以上に燻製の風味が感じられるタルタルで、エビフライを楽しんだ。
 食後は、街並み散策である(前回訪問時も散策したが、次の列車まで2時間弱もあるため、再実施である)。駅前にある鉄道資料館を見てから、いくつかのお寺(山門の直前に路盤がある寺もあり)を見て回り、道端の桜(8分咲き)を見つつ、最後はスーパーで比内地鶏の卵やスープを買って駅に戻ってきた(前回と同じものを買ってしまった)。卵を持って歩くのは気を遣うが、今晩にでも食べてしまえばよい。

@門前鉄道

 さて、まずは駅での消える系グッズ購入である。秋田内陸縦貫鉄道もグッズには力を入れていて、お菓子だけでも数種類あるが、カレー(またしても)と「生キャラサブレ」を買ってみた。後者についてはバラ売りの方が安くなるが、敢えて箱買いである。

@スーパーで買った食材も一緒に

 続いて、鉄印である。鉄印に関しては、その場で書いてくれる鉄道会社もあるが、今回の旅行ではすべて「書置き」(事前に記入し押印したもの)をペラ紙で渡してもらう形式であった。御朱印的な意味では少し寂しいが、人件費や労力を考えると致し方ないであろう。逆に言えば、書置きだからこそ非常に凝ったデザインが可能となり、色鮮やかである。

@付属品もあれこれもらえた

 それでも時間が余ったためしばし待合室で暇をつぶしてから、13時43分発の列車で角館へ向かった。時折雨がかなり強くなったが、車窓をぼんやり見ているだけであるから問題はない。
 15時10分、角館に到着した。今日の宿泊先は秋田駅近くのホテルであるが、すぐに接続する秋田行に乗っても早く着きすぎるため、小一時間ほど角館を散策することにしている(幸い、雨も上がった)。
 もう何回も来ている角館であるが、桜の季節に来るのは初めてである。曇天のため綺麗な写真にはならなかったが、しだれ桜の咲いている武家屋敷はいつもとは違う雰囲気であった。

@観光客もいる

 散策を終えてからは、16時21分発の新幹線に乗り秋田へ。駅前すぐの場所にある安ホテルに投宿した。

■2021.4.19
 さて、今日は北東北シリーズの最後を締めくくるべく、由利高原鉄道に乗ることにしている(そして今日もカレーを買う予定)。
 6時半くらいにホテルをチェックアウトして、駅へと向かった。まずは6時49分発の列車で羽後本荘に行くが、車両に乗ってみると、アナウンスで「昨晩の強風で飛来物が数多くあり、その関係でこの列車は新屋(秋田の2つ隣駅)まで」というではないか。ホームに降りて確認してみると、羽越本線の運転再開は昼以降であるという。この時点で、由利高原鉄道に乗るのは完全にアウトである。
 悩んでも仕方ないため、6時43分に出発する横手行の各駅停車に乗り込んだ。今日の午後は、最近ご無沙汰の奥羽本線(横手から新庄)を経由して帰る予定であったため、まずはそれを実施することにしたのである。
 最前部に陣取りつつ、横手へ(例のロングシート車両なので、座る気なし)。7時53分に到着した。

@まさかの展開

 さて、この後にどうするかである。そのまま帰宅したのでは早すぎるため(せっかく有休を取ったのに意味がなくなってしまう)、あれこれ検討し、今回の旅のテーマで南東北に区分されている阿武隈急行に乗ってしまうことにした。福島から丸森まで往復しても、自宅には18時過ぎに着くことができる。
 さて、予定は決まったが、横手で1時間以上も暇である。この季節では「かまくら」もないし、時刻的に焼きそば屋も開いていない。適当に「かまくら館」の方まで歩いたが、当然まだ開いていない。そこでスマホに近隣の観光スポットを調べさせたら、川の向こうに武家屋敷があるというのでそこに行ってみた。
 角館ほどではないが、落ち着いた街並みであった。それにしても、川沿いの桜の綺麗なことときたら。

@ということでこちらの写真を

 駅に戻り、9時23分発の新庄行に乗り込んだ。この区間(横手から新庄)がかなりご無沙汰なのは、新幹線の歪んだ系統(山形新幹線は新庄まで、秋田新幹線は盛岡経由)によるものであるが、この区間を走っている各駅停車がロングシートであることも大きく影響していると思える。当然であるが、座る気にはなれないので、やはり先頭部分で立ち続けることにした。

@残念ながら

 及位(のぞき)駅などをかなり久々に拝んで、10時46分に新庄に到着した。続いて乗るのは、11時17分発の新幹線である。
 ここで、駅弁の購入である。正式な「駅弁」マークが付いている代物ではないが、新庄駅の物産館で2種類の駅弁(「山形牛すき焼弁当」と「上京物語」)が販売されているらしいのである。らしい、というのは、ここ数年で何度かこの物産館に行っているのであるが、まだ見かけたことがないからである。
 物産館に行ってみると、今日は2種類ともあった(昼前だからであろうか)。どちらにするか悩んだが、地味な感じのする「上京物語」にしてみた。駅弁ではあるが、レンジで温めてくれるという。
 コンビニで酒も仕入れて、早速新幹線に乗り込み、自席で一献(ある意味「やけ酒」である)。実は、横手駅前のスーパーで秋田産の鯉なども入手していたのであった。

@酔いどれセット

 定刻に出発し、後は呑んで食べるだけである。強めの缶焼酎を2本も買ってしまったため、山形の手前から板谷峠までは、完全に寝入ってしまった。
 13時14分、福島に到着した。15分の乗り継ぎ時間で、急遽乗ることになった阿武隈急行の列車に乗り込んだ。なお、阿武隈急行はかなり放置していたため(前回乗車の記憶がないくらい)、今年の1月にわざわざ乗りに来ていたのである。まさか、3か月後に再度乗ることになるとは思わなかった。

@まさかの再訪

 13時29分に福島を出発。3か月前は、台風による運休から復旧間もなかったため、途中での乗り換えも待ち時間が長く、再開区間のスピードも遅かったが、今年の3月に行われたダイヤ改正でいずれも改善されていた(乗り継ぎは1分だけになり、スピードも増していた)。
 なお、阿武隈急行は「大人の休日パス」では乗ることができない。正規運賃はそれなりに高額であるが、偶然にも今日は、「9の付く日」はフリー切符が900円になるという「あぶ急トクだねきっぷ」の該当日であった。ということで、窓口でそれを購入してある。

@偶然

 梁川で乗り換えて、この列車の終着駅である丸森には14時21分に到着した。丸森で下車した乗客は、私以外は女子高生3人だけであった。それにしても、3か月前に観光をしたばかりなので、何か変な感じである。
 それはさておき、今回も駅にある無料レンタサイクルで中心部まで行き、そこで地場産の「へそ大根」などを再度購入した(山菜もあったので、「こごみ」や「たらの芽」も購入)。
 駅に戻り、さて鉄印である。わざわざ丸森まで来たのは、「復興記念」ということで特別版の鉄印をこの駅で配布しているからであった。

@無事に入手

 さて、後は家に帰るだけである。15時06分の列車に乗り込み、梁川で乗り換え、16時00分に福島に到着。駅スーパーで「めひかり」が半額になっていたのでそれを衝動買いしてから、16時16分発の新幹線「やまびこ」で帰路に就いた。

 

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