【petit-tetu】日帰りル・マン(鐡分少なめ)

■はじめに
 春に続いてのパリ出張、今回は帰国日にしか自由時間がないため、あれこれ考えた末にル・マンまで行ってみることにした。24時間レースで有名な町であるが、大聖堂などの見所もちらほらとある。

@ル・マン市内にて

■2017.11.11
 朝早くにホテルをチェックアウトし、地下鉄でパリ・モンパルナス駅に向かった。事前にこの駅にコインロッカーがあるのを調べておいたので、それらしき場所に向かったが、なんと駅の1/3くらいが改装工事中で閉鎖されているではないか。
 仕方ないので、荷物と一緒に移動することにした。機内持ち込みも可能なサイズであるので引きずるのに重くはないが、今日は一日中雨予報なので少しく面倒である。
 発車10分前、掲示板に出発ホームが表示されたので、指定された場所へ向かった。

@右側の列車に乗る

 往復のTGVの切符は、ネットで手配済みである。最近のSNCF(フランス国鉄)のウェブサイトでは、「窓側か通路側か」以外にも「進行方向側か」も選べるので、都合が良い(*欧州の鉄道は固定式の座席が多く、日本のように回転することがまずできない)。
 指定されたとおり条件の席で、しかも窓との相性も最良(「隣りが壁ばかり」などでない)である。

@ラッキー

 定刻の7時40分に出発。この時期のパリはこの時間でもまだ薄暗く、景色が堪能できない。そのうち明るくなってきたが、降り続けている雨のせいで、景色の撮影は困難であった。
 途中しばらく徐行したせいで、ル・マン到着は定刻から9分遅れの8時45分であった。

@到着

 北口に出て、まずはトラムの一日券を購入(3回以上乗れば元が取れるので)。ネットで調べた額よりも少し値上がりして、4.2ユーロである。

@乗る度に車内の機械に入れること

 トラムの本数は余り多くなく、2系統それぞれ20分に1本程度(=重複区間では10分に1本程度)である。運悪く先ほど行ってしまったばかりなので、10分ほど待ってから大学方面行に乗り込み、3つ目のRepubliqueで下車した。

@雨が一瞬上がった

 しばらく街中を散策し、北上してサンジュリアン大聖堂へと向かった。ガイドブックなどではあまり取り上げられていないので有名ではないが、フランスでも最大級の大聖堂である。私が見た中でも飛びぬけて一番の大きさであり、他の国にあれば大観光地にでもなりそうであるが、まだ朝とはいえ観光客はほぼ皆無である(フランスには他に有名な大聖堂がたくさんあるせいであろうか)。

@でかい

 その後はまた市街地に戻り、10分ほど待ってから1番系統のトラムに乗り込んだ。次に目指すのは、「ル・マン24時間レース博物館」である。
 Guetteloupで下車し、再度降り始めた(風も強くなってきた)雨の中を約20分ほど歩き続けて、やっと博物館に到着した。

@コインロッカーが恨めしい

 料金を払ってチケットをもらい、受付のおねぇさんのご好意でスーツケースを倉庫にしまってもらい、展示スペースへ入っていった。
 鉄道関係はもちろん皆無だが、乗り物好きにとっては見るべきところが多いであろう。日本人のレース好きが行ってまず写真を撮るのは、やはり「日本車唯一の優勝車両」ではないだろうか。

@懐かしい(ロータリーエンジン搭載)

 50分ほど滞在し、再度歩いてトラムの駅へ。練習走行かテスト走行をしているようで、たまに「プア〜ン」という爆音がレース場の方から聞こえてくる。
 トラムでル・マン駅に戻り、しばし待ち時間を潰してから、12時25分発のTGV(10分ほど遅れてきた)に乗り込んだ。帰りも、窓との相性ばっちりの席であった。

@これで帰る

 パリまでは1時間もないので、ちょっと物足りないくらいである。次回(があれば)、もう少し遠出してみたいところである。
 市内でお土産を買ってから空港へ向かい、短い旅は終わりである。

 

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