【大人鐡25】JR九州「或る列車」編

■はじめに
 今回の対象はJR九州の「或る列車」であるが、実際に乗るまでには紆余曲折があった。
 この列車は乗車料金が高いため(1人用個室は32,000円)、昨年の秋に安い方法を模索していたところ、ホテル宿泊がセットになったJR九州のパックツアーを発見した。ツアー代金自体は高価(確か46,000円くらい)であったが、GoTo割引で本来の個室料金より若干安くなり(つまりホテル代が浮く)、さらに共通クーポンが6,000円分付くので割安感があったため、早速翌年1月(つまり今年の1月)のツアーを申し込んでおいた。
 ところが、ご存じの通りの緊急事態宣言+GoToキャンペーンの中止、である。ツアー自体は催行されるようであったが、割引なしの価格はあまりにも高価すぎる。ということで、キャンセルをしてしまった。
 その後に仕切り直し、今回の旅程(6月12日の午後コース「長崎→佐世保」)を、専用ウェブサイト経由で押さえたのである。ツアーでないため、ホテルも自己手配である。
 なお前後の移動(飛行機)は、当初はJALのパックツアーを押さえていた。これは、「6月くらいになれば、GoToも再開されるかも」という期待があったからである。しかし、これまたご存じの通りの緊急事態宣言の再延長である。予算の都合でツアーはキャンセルし、往復ともLCCを手配した。
 さて、後はもう行くだけであると思っていた出発の8日前、往路のLCCが乗客減を理由に欠航となってしまった。かなり焦ったが、別会社のLCCがほぼ同時刻であったため、旅程通り移動できることとなった。

 なお、今回の旅はおまけのテーマとして「定期航空便のある空港を制覇」を追加している。
 私は、大手航空会社が発着している空港はすべて訪問済みであり(今はなき広島西空港などを含む)、離島便などの小さい会社についても、ヘリコミューター路線を含めて「ほとんど」訪問済みである(今は定期便がない佐渡空港や上五島空港、粟国空港などを含む)。なぜ「ほとんど」なのかというと、壱岐空港に行ったことがないのである(壱岐自体は行ったことがあるが、フェリーでの訪問であった)。ということで、今回の旅行の復路のルートをどうするか考えた際にこの事実をふと思い出し、佐世保から博多までを「壱岐経由」で帰るという、とんでもないルートを作り上げた。

@長崎駅にて

■2021.6.12
 LCC利用になったため成田に向かい、8時45分の便で福岡空港に飛び立った(コロナのため長崎便は運休であったので、まずは福岡に向かうこととなった)。
 10時40分頃に福岡空港に到着し、地下鉄に乗り換えて博多には10時57分頃に到着した。10時55分発の特急「かもめ」は出発してしまっているが、どうせ間に合わないと思っていたので、ネットで11時55分発の安い切符を押さえてある。
 時間がたっぷりあるので駅構内をぶらぶらしてスーパーで食材を買ったりして(詳細後述)、11時45分過ぎにホームへと向かった。

@白いかもめ

 定刻の11時55分に出発。長崎までの所要時間は2時間程度であり、「1時間ほど酒を呑んで1時間ほどウトウトする」には最適(?)な時間である。福岡駅に来ると、いつも駅構内の一番奥にあるスーパーに行ってしまう癖があり、しかも今日は「玄海灘産のカワハギ」なんてものまで置いてあるではないか。九州らしい中津の唐揚げや「かしわめし」にもそそられ、ついでに九州っぽい焼酎サワーまであったので、すべて買ってしまった。

@まだ昼なのに

 揺れる車内でサワーやポン酢をこぼさないように格闘しつつ酒を呑み、すべてを平らげて佐賀を過ぎた頃からはウトウトとしながら車内を過ごした。
 ネット限定の格安切符は長崎までであるが、13時48分に到着した浦上で下車した。「或る列車」が出発する16時29分まで時間があるため、「長崎市電乗り潰し」をするためである。長崎市電自体は数えきれないくらい乗車しているが、蛍茶屋など支線部分は乗り残しがあるはずである。
 ということで、なぜかJR浦上駅の窓口で市電の一日券を買い(市電の車内では買えない)、赤迫を始めとしてすべての終着駅を訪問した。

@市電乗り尽くし

 あれこれ乗り尽くし、長崎駅前に辿り着いたのが16時07分頃であった。或る列車の入線時刻は16時12分頃なので「ちょうど間に合ったな」と思ったのもつかの間、長崎駅が新幹線乗り入れに伴う大工事中であり、これまで使用されていた入口から仮設通路を通って現在の改札に至るまでかなりの時間を要してしまった。残念ながら、入線シーンは拝めず。
 なお、或る列車には切符は存在せず、郵送でパンフレットが送られてくるので、それを見せて有人改札を通る仕様になっている。

@こんな案内

 16時14分頃に、やっとホームへとたどり着いた。或る列車はすでに入線しており、それを撮影している人もちらほらといる。車体は全体に金色であり、良く言えば豪華絢爛、悪く言えば成金趣味っぽい感じもしなくもないが、この豪華さがこの列車の売りでもある。

@晴れならもっと輝くはず

 入口付近で検温を済ませ車内で手指消毒をしてから、係員に案内されながら自席へと向かった。私の席は2号車に2席だけある1人用の個室である。1人用と言っても2人用と同じスペースで座席も2つあるが、壁の部分が多い(窓から外を見渡せるのは1席だけ)であるため、1人用として販売しているようである。

@このような空間

 最初は壁側の席にセッティングされていたが、「進行方向と反対になりますが、こちら(窓のある席)に変えましょうか?」と聞かれたので、そのように変えてもらった(上記は変更後のレイアウト)。
 荷物を置いて、まずは車内探索である。車内の細部を紹介しているサイト(ブログ)は多数あるため詳述はしないが、あちこちにある組子が大変美しい意匠となっている。

@繊細

 トイレの中なども探索してから、1号車の方にも行ってみた。出発の1週間くらい前に専用ウェブサイトを見たらすべての席が×になっていたので満席なのかと思っていたが、そうではなく、席が埋まっているのは1/5以下だけである(準備などもあるので、出発から一定期間前になったらもう発売しないのであろう)。この乗車率では、収支が気になるところである。

@1号車は開放的な座席風

 自席へ戻り、出発を待つ。手振りによる鐘がなったので「もう出発か」と思ったが、これは「5分前」を意味するものであった。
 まだ列車は動いていないが、ウェルカムドリンクを聞かれたのでスパークリングワインを頼んだ。この列車はフリードリンクであり、その中にはアルコール(赤ワインや白ワインもあり)も含まれている。

@とりあえずの1杯(宮崎産スパークリング)

 定刻の16時29分、駅員に見送られながら長崎を出発した。
 この列車は「スイーツトレイン」という別名もあり、売りは4種類も出てくるスイーツであるが、その前に「bento」として食事も提供される。車内に入った時からすでに配膳されている木箱がそれであり、早速それを頂くことにした。

@bentoもなかなか豪華

 メニューには、以下のように記載されている。
・長崎和牛のすきやきご飯 山椒と木の芽の香り
・長崎県鯵の炙り 初夏の野菜と薬味とともに
・熊本県長崎県魚介のソットオーリオ、ラタトゥイユとともに
 地元の肉や魚中心の献立であり、一応少量のご飯もあるが(左の枡の長崎和牛の下)、これはもうツマミの部類である。フリードリンクということなので、早速赤ワインを注文した。席の近くで丁寧に説明をしてくれて、目の前で注いでくれる仕様である。フルボディの渋い赤ワインを美味しく頂いた。

@九州産(宮崎)

 なお食事は木箱のbentoだけでなく、温かいスープ(「佐賀県みつせ鶏のつくねと新ごぼうのスープ」)も付いてくる。写真では単なるスープ(液体のみ)のように見えるが、実はつくねが数個入っているのである。スプーンでそれを救い上げて頂く仕様となっている。

@これもツマミに

 これだけツマミが揃ってしまったのでは、酒が足りない(お上品に注がれた赤ワインは、とっくになくなっている)。フリードリンクであるからどんどん次のワインを頼めばいいのだが、そういう飲み方をする場の雰囲気ではない。
 そんな私の救世主(?)となるのが、別料金で売っている「佐賀の日本酒利き酒セット」である。地元の日本酒2種類(鍋島と古伊万里 前(さき))と焼き海苔(有明海産)で1,500円ということであり、早速それを注文した。

@個人的には右側(古伊万里 前)がヒット

 ツマミがまた増えてしまい(海苔)、日本酒を平らげてからは、結局赤ワインを追加で注文してしまった。
 景色に関しては、時折大村湾が見え隠れしている。今日は残念な曇天であるが、過去に「シーサイドライナー」で何度も晴天の景色を見たことがあるし、それに今日は料理がメインであるから、曇天の景色も「おまけ」程度で充分である。

@これで充分

 bentoやスープを美味しく頂き、続いてはスイーツである。個人的には、最初のbentoのボリュームを3倍にしてあとはひたすら赤ワイン、でもいいのだが、それでは「スイーツトレイン」にならない。ここから続く4種類のスイーツが、メインなのである。
 ということで、スイーツならば白ワインが合いそうである。早速注文した。

@もちろん九州産

 最初のスイーツは、「熊本県白桃と大分県バラのカクテル仕立て、ライチとフランボワーズの香り」である。名前を聞いただけではピンとこないが、バラがシャーベットのようになっていて、白桃の部分と一緒にさっぱりと頂いた。

@花びら付き(手ブレ写真)

 白ワインをお供に美味しく平らげると、続いて配膳された2番目のスイーツは「長崎県びわのジンジャー風味とジャスミンティー」である。ジャスミンティーとあるのでお茶が別途配膳されるのかと思ったが、そうではなく、ジュレの部分がジャスミンティーということであった。
 これまた、お洒落な見栄えである。

@びわが主張

 なお列車は17時15分に諫早に到着して、しばらく止まったままである。時間調整か何かであろう。なお、配膳される際に係員が色々と話しかけてくれるのであるが、それによって私が「酒好き」だけでなく「鐡好き」であることもバレてしまっている。ということで、女性係員から「大村で『ななつ星』と行き違う」という重大情報を得ることができた。これは撮影タイムである。
 17時27分に諫早を出発。続いてのスイーツ(3番目)は、「長崎県マンゴーと沖縄県パイナップ、バナナのコンビネーション」である。

@豪華なメンツ

 これは個別に頂くものではないようなので、茶色いもの(スポンジ)を小さく切り、そこに各種(マンゴーやパインやバナナやクリームやソース)を少しずつ乗っけて頂いてみたが、かなり美味であった。複合的な味である。
 しばらくして、大村に到着した。山側の席はすべて空いているので、そちらに移動して撮影である。「大人鐡」として、値段のお高い観光列車に乗るシリーズを続けているが(過去最高額は前回の「36ぷらす3」の35,000円)、さすがにあれ(ななつ星)は高すぎて手が出ない。はっきり言って、あれに乗るだけの貯金はあるにはあるが、将来設計などを考えたら支払うことはできないだろう。

@駅にも撮影者あり

 なお「或る列車」であるが、スイーツ好きな女子などは人気を博すであろうが、甘いものは1品でいいような私にとっては、なかなか特異な分野の観光列車である(まぁ、味が良いからよしとしよう)。
 最後のスイーツ(4番目)は、「熊本県メロンのショートケーキ」「長崎県ブルーベリーとカシスのタルト」「沖縄県スイートコーン」の三種盛り(刺身じゃないからこうは言わないか)である。スイートコーンを取り巻いているのは飴細工であり、かなり技術を要しそうなものである。

@最後のスイーツ

 最後のドリンクはホットコーヒーに変えてみたが、やっぱり「甘いものにはコーヒーだな」と実感するに至った。
 あれこれと凝った内容のスイーツが出てきたが、甘いものに関する私の経験値はあまり深くないので、最後に出てきたオーソドックスなケーキ(ショートケーキ)が一番の好みであった。
 複雑な歴史を有する南風崎(はえのさき)や現代を象徴するハウステンボスなどを過ぎ、曇天で頑張っていた空も大雨になり、定刻の18時45分に佐世保に到着した。これで、スイーツトレインの旅も終了である。

@お疲れさまでした

 甘いものに関してはお腹一杯であるが、夕食としては食べ(呑み)足りないので、駅にあるスーパーで総菜を少しだけとアルコールを買い、改札口付近にある店で佐世保バーガーを買って駅前の安ホテルに投宿した。

■2021.6.13
 今日は、「はじめに」にも書いた通り壱岐経由で福岡に移動することになっている。当初は始発の空港連絡バス(佐世保発5時30分)で移動する予定であったが、コロナ禍もあって運休に。仕方なくJRとタクシー(大村で接続が悪いため)での移動である。
 駅に行くと、キハ66・67系が引退と書いてあるではないか。

@まさかの情報

 大村線は何度となく乗車しており、その際はかなりの割合で「シーサイドライナー」であり、そして車両はキハ66・67であることが多かった。初耳情報であったためその場で引退について調べてみると、先月末に急遽決まったようである。
 ホームに上がって5時55分発の列車を待っていると、まさにそのキハ66・67(ぞれぞれ2両ずつの4両編成)が入ってきたではないか。廃線となる路線や引退となる車両に乗る「惜別」シリーズをたまに実施しているが、偶然にも今日はまさにそれである。

@惜別「キハ66・67系」

 定刻に佐世保を出発。車内だけでなく、沿線からもこちらの様子(車両)を撮影している人がちらほらといた。
 今日も曇天の大村湾を見ながら、6時57分に到着した大村で下車した。出発するキハ66・67を珍しく動画で撮影して、お別れである。
 さて、大村駅から長崎空港までは路線バスがあるが、6時50分発は出発済みであるし、7時25分発では手続きに間に合わない(飛行機は7時50分発)。ということで、私の旅行では非常に珍しいタクシーでの移動である。
 約1,800円で空港まで移動して、カウンターで搭乗券を発券してもらった。それにしても、こんなにガラガラの長崎空港は初めてである。大手航空会社の早朝便がすべてコロナで欠航であるため、今空港にいるのは壱岐便(ただでさえ小さい飛行機)に乗ろうとしている人だけである。

@こんな状態

 なおその壱岐便も、搭乗手続き時は「天候調査中」であった。しばらくしてアナウンスがあり、条件付運航(天候不良の場合は長崎に戻る場合もあり)となったが、私の経験では本当に戻ったことはないので(新千歳の状況が落ち着くまで函館に臨時着陸して待機したことはあるが)、恐らく大丈夫であろう。
 待合ロビーに入り(こちらもガラガラ)、アナウンスに従って飛行機へと向かった。地面から直接乗り込むことができるくらいの小さい飛行機に乗るのは、久々である。

@壱岐制覇へ

 元々小さい飛行機であるが、搭乗したのは10人程度であったのでかなり空いていた。
 7時50分、プロペラを唸らせて離陸をした。この手の飛行機は高度があまり高くないため景色が見通せるのが良い点であるが、今日は残念な曇天のため雲ばかりである。
 約25分のフライトで、壱岐には無事に到着した(霧などはいっさいなし)。なおアナウンスによると、運行会社であるORC(オリエンタルエアブリッジ)は、昨日(6月12日)で60周年であったという(おめでとうございます)。この航路は片道25分で定価は10,300円と高価であるが、今回はORCの早期割引(5,100円)で買ってあった。
 小さな空港建屋にあった個人売店でいくつか品を買い(詳細後述)、外へと出た。空港前には大きなバスが止まっているが、急いでそれに乗ったところで時間を持て余すだけであるため、今日は乗らないで島内を歩いて移動することにしている。

@バスもあるが…

 ということで、歩いて空港を後にした。しばらくしてバスが追い抜いて行ったが、車内の乗客はゼロである。コロナの影響で午後便は欠航となっているので、今日のバスの出番はもう終了である。
 道路の周囲は長閑な雰囲気である。何もないといえば何もないが、時折現れるアジサイの集団が色を添えてくれている。

@綺麗

 ゆっくりと寄り道をしながら歩き、フェリーターミナルがある印通寺には9時10分頃に到着した。フェリーの出発まで、まだ1時間半以上もある。
 壱岐に来るのは初めてではないので、この島には意外にも鐡ネタがあることは知っている。ということで、数分歩いてそこに向かった。目的地は、「松永安左エ門記念館」である。電力王として有名な氏であるが、福岡市電の設立にも関係していたことから、この車両が展示されているのである。

@島の鐡ネタ

 記念館の拝観料はたったの100円であるため今回は中にも入ってみたが、鉄道関係の展示物はなかった。
 港に戻り「マリンパル壱岐」という施設があったので入ってみたが、1階で地場産の野菜や総菜があれこれ売っており、しかも地元の刺身まで数種類売っているではないか(切った状態のものあり、これならすぐに食べられる)。今日のフェリーの乗船時間は1時間40分であるが、少し早く乗船できることを考えると昨日と同様に「2時間弱」となり、これまた酒+居眠りに最適な時間である。
 問題は、いつもなら持ち歩いている醤油やワサビがないことであるが、個人商店で買えるはずである。ということで、すぐ近くにあった店で醤油(しかも壱岐の醤油)とチューブワサビを買い、ヤズの刺身や総菜、発泡酒を買いそろえた。

@このフェリーで呑む(唐津からの到着時)

 10時40分頃に乗船し、カーペットの船室の片隅に陣取った。出発前から一献である(さすがに刺身の量が多過ぎたため、揚げ物の2/3以上は残してしまい、それは夜用に持ち帰ることとなった)。
(なお写真に写っている「のべだご」と煮卵は、空港にあった小さな臨時売店で買ったものである。前者は甘いもの(だんごみたいなもの)であり、後者は言わずもがなの卵である。島での手作りの品と言うことで、買ってみた次第である)

@大量の刺身

 すべて頂いてからはカーペットの上でウトウトとして、12時30分に唐津東港で下船した。以前に壱岐に行った際は呼子からフェリーに乗ったので、この港に来るのは初めてである。
 さて、当初の旅程では、ここからJR西唐津駅まで歩いてJRと地下鉄を乗り継いで福岡空港へ向かう予定であったが、ロングシート車両+乗り換えというのが気になり(特に前者)、直前になって「やっぱりバスで行こう」と変更をした。ということで、酔い覚まし+食後の散歩も兼ねて唐津市内まで50分ほどかけて歩いて行った。
 少し遠回りをして唐津城にも行ってみたが、「県外の方はご遠慮ください」とあったので麓で断念。そのまま歩き続けて駅方面に行くと唐津銀行の記念館があり、無料であったので入ってみることにした。さすがに鐡ネタはないと思っていたが、なんと設計者が東京駅と同じであるという。

@まさかの鐡ネタ

 それでも時間が余っていたので、駅近くにある「アルピノ」などに行ったりしてから、まさに「アルピノ前」バス停から「からつ号」に乗り込んだ。基本的には天神・博多駅行のバスであるが、1日に数本だけ福岡空港行があり、14時15分発がまさにそれである。
 バスに乗り込みしばらくすると、歩き疲れもあって半分以上は寝て過ごしてしまった。逆に言えばバスだからこそゆっくり寝られたわけであり、状況によっては鉄道よりも重宝できる移動手段であると言えよう。

@バスも良い面あり

 福岡空港からは、17時30分のLCCで成田空港へ。4週間前とまったく同じ移動パターンである。

 

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