【猫鐡F】姫島・加唐島編

■はじめに

 今回の目的地は、佐賀県の姫島と加唐島である。姫島といえば大分県の方が有名であり、そちらは以前に訪問済みであるが、今回の両島は当然初めての訪問である。
 最近は「いかに安く移動するか」もこの旅のサブテーマになりつつあるが、今回はJALのマイル特典の利用であり、当然の如く経費的な負担は軽くなった。

@加唐島にて

■2017.2.18
 8時10分の便で羽田を飛び立ち、福岡空港へ。福岡といえばラーメンのイメージが強いが、実はうどんも有名なのである。ということで、姪浜駅近くにある有名店へと向かった。

@うまし

 ごぼう天うどんを平らげてから、つい2か月前に訪問したばかりの能古島に向かうために渡船場へと歩いて向かった。その理由は、以下である。
・すぐに移動して姫島に行っても、夕方に時間が余ってしまう。
・福岡県には他にも猫島(玄海島や志賀島など)があるが、そこまで行っている時間はない。
・前回能古島に訪問した際、あまりにも猫が少なかった(日によって違う可能性もある)。

 12時15分の船に乗り込んで能古島にやって来たが、やはり今日も少ない。西方面にひたすら歩き続け、集落が切れるまで歩いていったが、出会ったのはゼロである。
 「まさか前回以下の収穫か」と思って港方面に戻っている途中、廃屋の近くでやっと2匹を発見した。

@やっと見つけた

 その後は、前回同様に港付近の割烹旅館でノラっぽくない3匹を発見しただけである。念のため学校のある高台の方まで歩いてみたが、やはりどこにもいなかった。もう猫島ではないのかもしれない(アイランドパーク方面にでも、いるのだろうか)。

@仕方ないので、途中で見つけたお花の写真でも

 14時の船で戻り、姪浜駅まで歩いてそこからJRに乗り込んだ。
 タイトルが「猫鐡」であるから、鐡の写真も載せなければなるまい。

@犬ですが

 筑前前原で下車し、200円均一のバスに乗り込んで岐志バス停で下車。ここから姫島行の船に乗ることになる。

@これです

 16時の船に乗り込み、約16分で到着した。港の付近には小さな作業小屋(長屋みたいなやつ)があり、その中で早速1匹発見した。

@眠そう

 かなり小さい集落であり、端まで歩いてもすぐに終わりである。船に乗る際に「いかにも猫探し」な人がいなかったので一抹の不安を覚えていたが(同業者がいない=猫が少ない、という経験則)、ちらほらと猫たちとすれ違うことができた。

@兄弟?

 同じ道をぐるぐる行ったり来たりしながら猫を探していたが、ふと横道に入ったところで、久々の「猫銀座」を発見した。台の近くだけでも8匹いるが、この背後にも同じくらいいるので、大漁である。

@ペットボトルなど気にしません

 非常に小さな集落であるが、離島らしくない店舗(スーパーのようなもの)もあった。子供たちが鬼ごっこをしており、長閑な雰囲気である。古き良き日本、という感じである。
 意外に多くの猫を見つけることができ、満足してから17時10分の船で戻った。JRで唐津まで移動し、4千円以下の安ホテルに投宿。

■2017.2.19
 7時過ぎに安ホテルを出て、まずは散策として久々の唐津城天守閣へ。現在は改修工事中であるが、中に入る予定はない(そもそも改修中で開いていない)ので、外観+高台からの景色だけを撮影して退散。
 雲一つない快晴ですばらしい写真が撮れたが、帰る際に階段で1匹のノラを発見したので、掲載はこちらで。

@おはようございます

 バスセンターへ行き、7時45分発のバスで呼子へ。加唐島への船であるが、1便(8時00分発)に間に合うバスがないため、次の便(11時00分発)に乗ることにしている。それまで唐津市内にいても仕様がないので、早めに呼子へ移動して名物の朝市などを見ることにしている。
 8時15分に呼子に到着し、朝市を散策して魚コロッケを買い食いしたりして、そのまま旧い道を北上していくと、「みなとプラザ」(物産館)に辿り着いた。握り寿司(自由に選ぶ方式)があったので、つい買ってしまう。

@朝から食べ過ぎ

 時間が余りすぎているので再度朝市をぶらぶらとし、アジのみりん干しを土産用に買ったりして、出港の20分くらい前に船乗り場へと向かった。

@これで移動

 船内にいるのは15人くらいで、ほぼ地元民と釣り人である。
 約17分で加唐島に到着。これまでの猫島と違い、港付近に関連設備(漁港関係)や家があまりない。「まさかの猫不作?」と疑ったが、待合所の近くで1匹を発見した。

@不機嫌そう

 とりあえず右手にある学校方面へ歩いていったが、上り坂がきつくて難儀である。しかし、所々で猫を見つけることができた(多くはない)。
 息を切らせてかなり登ったところで、3匹トリオ(2匹は「まっしぐら系」だが、1匹は警戒して近づいてくれない)と遭遇した。

@そのうちの2匹

 白にゃんこはお腹が空いているようで、必死に「エサくれ」攻撃(頭をぶつけたり)をしてくる。私は基本的にエサを与えることはしないが(地元のルールがあると思うので)、あまりにも必死だったため、少しだけ手持ちの食べ物を与えてしまった。
 その後も1時間くらいかけて小さい集落内をあちこち歩いたが、やはりアップダウンが激しく、かなりしんどい。「お手軽に猫を探したい」という方には、別の島をお勧めします。

@眺めはいいです

 トータルで、8匹くらいは出会ったであろうか。山ほどいるわけではないが、猫島としての雰囲気はギリギリ保っているようである。
 復路の船は13時発であるため、まだまだ時間がある。適当に港の先の防波堤近くまで歩いてみると、そこでも2匹ほど発見した。

@「なんか用?」

 さて、後は帰るだけであるが、やはり佐賀(しかも島)は遠く、船とJRと地下鉄と飛行機等々を乗り継いて、家に着くのは20時半過ぎの予定である。

 

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