【猫鐡L】玄海島・馬島編

■はじめに
 猫島訪問の九州シリーズ落穂拾いも、やっと今回で終了である(あとは、東の聖地である田代島等の訪問を残すのみである)。
 玄海島については、9月の中旬に志賀島などを訪問した際に行く予定であったが、台風の影響で船が欠航となったため、リベンジでの訪問となった。1つだけ訪れるために九州まで来るのもどうかと思い、馬島(藍島に行く際に一瞬だけ寄港した島)に行くことにした。
 ついでと言ってはなんだが、ちょうど1年前に訪問した相島に再訪することにした。今年の夏には猫島としてのキャンペーンも行われたようであるのでその後の様子も気になるし、旅程にもその余裕がある。

@相島にて

■2017.12.8
 日曜に雑用があるため金曜に休みを取り、7時30分の便で福岡空港へ飛んだ。地下鉄と徒歩でフェリー乗り場まで移動。晴れてはいるが、風がかなり強いのでこれからの船旅が気がかりである。
 11時20分発の船で、玄海島へと出発した。沖に出ると、久々の大揺れである。乗船時間が35分程度だからよかったが、倍あったら吐いていたかもしれない。

@船自体は大きい

 船内にいる乗客は、たったの5人である。ほぼ地元民らしく、猫探しの人はいないようである。
 気持ち悪さが増した頃になって、やっと玄海島に到着した。これまでの猫島は廃墟ばかりという印象があるが、ここは新興住宅街のように新しい家ばかりである。数年前に地震があったので、その影響であろう。
 探すまでもなく、港付近で4〜5匹と遭遇した。

@好調な出だし

 小さい集落内を歩いたが、驚くほどの数はいないがちらほらと遭遇する。「おこぼれ」を欲しそうな眼差しをして船を見つめている団体さんもいる。

@「何かくれ」光線発信中

 高台の新興住宅街のようなところも歩いたが、飼い猫のような首輪をしているのに出会っただけであった。学校の近くでなぜかヤギにも遭遇したので、写真を撮っておく。

@学校の?

 時間はたっぷりあるため、小さい集落内をあちこち歩く。集落の端に、今では使用されなくなった荷物運搬用のモノレールもどきがあったので、鐡ネタにはギリギリならないが、それの写真も撮っておいた。

@猫も写っています

 かなり歩き回っても、復路の便の出港までまだ1時間半以上もある。ということで、島を周遊する道路をぐるっと回ってみることにした。
 所々で道路が砕けて歩きにくくなっている部分もあったが、約50分ほどで1週した。

@天気良し

 14時30分の船で戻り、福岡市内をぷらぷらと歩いて博多駅に移動。小倉方面に行く列車に飛び乗り、香椎でディーゼルカーに乗り換えて、今日のホテル(前回利用したところと同じ)の最寄り駅である和白へ向かった。

@鐡ネタも入れないと

■2017.12.9
 8時過ぎにチェックアウトし、歩いてJR福工大前駅に向かった。
 前回と同様に100円のコミュニティバスで渡船場へ向かい、相島に行くための船を待った。前回との違いは、すでにこの待合室の近くに何匹もの猫がいるという点である。待合室にいたおばさんも、「(相島から)出稼ぎにきたのかね」と不思議そうに猫たちを見ている。

@船で来て出稼ぎ中?

 9時20分の船で出港。今日も波が高くすぐに気持ち悪くなり始めたが、乗船時間は17分だけなのでなんとかなりそうである。
 ほどなくして、相島に到着した。今回も、いきなり数多くのお出迎えである。

@再訪

 前回と同様に、集落の中をあちこち歩き回る。猫目当ての人が多く、前回はなかった飲食店の店が増えていたり(まだ朝なので営業はしていなかったが)、売店も前回と比べてかなりイメージチェンジをしたりしている。
 寒いので待合室(切符売場)に入ってみると、この中にも6〜7匹ほど紛れ込んでいた。

@受付嬢(オスかメスか不明ですが)

 この島の猫は慣れているのが多いので、触れる子も多い。私はエサは与えない派であるが、何もなくても大丈夫である。

@黒猫を触っていたら周りも増えてきた

 1時間強ほど堪能して、10時50分発の船で戻る。昨日もそうであったが、帰りは追い風になるので揺れはかなり軽減される。
 100円バスで福工大前に戻り、11時39分の列車で小倉へ移動した。少し時間があったため旦過市場を適当に歩いて買い食いをし、13時半頃に船乗り場へ移動した。
 往復切符を買い、藍島行の船に乗り込んだ。定刻の14時00分に出港。

@最後はこの船で

 20分で馬島に到着。船内はそれなりの乗客がいたが、ここで降りるのは私を含めても3人だけであった。民家も数えるほどしかなく、動くもの(人や猫)もほとんど見当たらない。
 大丈夫かと思って歩き出すと、1つの民家の前で15匹ほどの大群と遭遇した。

@久々の猫銀座

 しかし、たくさんいたのはここだけである。馬島の猫は、3年前にすべて去勢手術が実施されたので、当時約80匹いた猫も今後はひたすら減っていくだけである(昨年には香川県の男木島でも同様の一斉去勢が行われたので、そこでも減っていくことが確実である)。
 平日や日曜であれば馬島滞在は1時間で済むが、今日は土曜のため2時間20分もいなければならない。一応あれこれ歩いたが、ネギ畑の中で1匹発見しただけである。

@トイレをしに来ていた模様

 その後は、バラックのような待合室の中で1時間以上過ごした。
 16時43分の船で戻り、JRと連絡バスを乗り継いで、北九州空港から東京へと飛び立った。

 さて、次回は「猫鐡」の最終回でもあり集大成となる、宮城県の田代島・網地島編である。

 

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