【petit-tetu】そうです、京都、行きました

■はじめに
 仕事で京都に来たが、到着日と仕事終了後に時間がある。もう何度となく訪れている場所ではあるが、自身の旅行記を転載しているサイトの日本地図(訪問した都道府県が塗り潰される)で、京都はなぜかぽっかりと空いたままである。言われてみれば、何かのついでに寄ることが多く、「〇〇に乗るために京都に行こう」ということはほとんどなかった。空き時間のついでに鐡ネタをちらほらと拾ったので、半ば無理やりに旅行記として成立させることにした。

@嵐山駅にて(ヤマト運輸専用電車)

■2018.10.23
 大阪で仕事を終え、夕方早めの時間に京都市に到着した。今日はもう「お役御免」であるため、今まで縁のなかった「京都鉄道博物館」というど真ん中直球の鐡ネタ訪問である。
 バス一日乗車券を利用して、博物館へ。この切符があると入場料が1割引となる。
 鉄道博物館に関する旅行記は数多あるため、紹介する写真は最小限でいいであろう。どれにするか悩んだ挙句、やはりこれで。

@個人的思い入れ多し

 今から20年以上前、扇型車庫しかなかった時代にここに来たことがあるが、その頃の違いときたら。しかし、扇型車庫自体は残っており、少しは当時の雰囲気を感じることができた。

@SL調整中

 博物館を後にしてもまだ明るいため、バス一日券を活用して嵐山まで行って散策をした。ふと嵐山駅に行ってみると、「ヤマト運輸専用」なる掲示が出ているではないか。停車している列車を見ると、確かに荷物しか積んでいない(表紙写真)。

@人は乗車できません

 嵐山を散策してから、渋滞に嵌りつつバスで市内のホテルへ。さて、明日からしばらくは仕事である。
(仕事が3日間続くが、実は京都市内には古い市電が保存されているビルがある。前々からその存在は知っていたが、偶然にも滞在ホテルがそのビルの近くであったので、朝の散歩ついでにその写真を撮っておいた)

@鐡ネタとして

■2018.10.27
 今日使用する切符は、「秋の関西1デイパス」である(当日購入はできないため、事前にネットで手配し、前日までに駅で発券している)。JRの関西地域に追加して、私鉄3社(京阪の「比叡山チケット」、南海の「高野山チケット」、近鉄の「飛鳥チケット」)から1つを選ぶものとなっている。正直な感想として、飛鳥は少し地味である。高野山に行こうかと思ったが、もう4〜5回も訪問しているため、過去に1度しか訪問していない比叡山を選択することにした。
 乗り放題切符のため朝早くから動きたいが、比叡山エリアでの最初のバス出発時刻が10時であるため、京都出発は8時台でも充分である。しかしそれまで待っていてももったいないため、まずはJRで伏見稲荷へ行ってみた。

@普通に観光

 JRで東福寺駅に移動し、ここでバウチャー券を京阪の「比叡山チケット」に交換してもらう。これ1枚で、指定された区間のケーブルやロープウェー、バスなどがすべて乗り放題である。
 さて、出町柳までの鉄路は地味なものであるが、久々の京阪ということで写真を一葉乗せておきたい。

@今日は京阪づくし

 出町柳に到着し、ここからは叡山電鉄である。今や京阪の完全子会社となっているため、ある意味これも京阪みたいなものである。
 叡山電鉄の乗り場へ行き、八瀬比叡山口行の列車に乗り込む。貫禄の1両編成である。

@京都市内とは思えない

 8時37分に出発し、ゆっくりと京都市内を走り続けた。高架がどこにもないので、先頭部分から前方を眺めるとひたすら踏み切りの連続である。
 8時51分、八瀬比叡山口に到着した。味わいのある駅である。

@雰囲気良し

 歩いて3分くらいのところにケーブル八瀬駅があり、そろそろ9時出発のケーブルの改札が閉まる旨のアナウンスを係員がしている。しかしこれに乗ったところで頂上でのバスは10時までないため、しばらく駅周辺を散策することにしている。
 散策の前に、9時00分発のケーブルカーのお見送りである。この写真を撮影していたら右奥でガサッという音がしたのでそちらを見てみると、なんと鹿2頭であった。

@出発の音で鹿が逃げる

 「もみじの季節は綺麗だろうな」と想像させるような散策ルートを歩き、その後は9時30分発のケーブルカーでケーブル比叡まで登った。少し歩いた場所からロープウェーに乗り継ぎ、山頂へ。
 バス乗り場まで10分ほど歩き、ここから先は普通に「比叡山観光」である。鉄道とは関係がないので、旅行記は省略。

@紅葉とバス(ほんの数本だけ紅葉している木があった)

 比叡山観光を終えてからは、坂本ケーブルで下山である。午前中は曇りであったがいつの間にか晴れ渡っており、琵琶湖方面を綺麗に見渡すことができた。

@これで下山

 坂本ケーブルの特徴は、途中に駅が複数あることであろうか(途中駅にはたいてい誰もいないので停まらないが)。

@通過直前

 さて、ケーブルで下山してからは京阪の石山坂本線の乗車である。ケーブル坂本着が12時41分で、坂本比叡山口出発の電車が12時49分発、59分発とある。ケーブル坂本からのバスは12時50分発であるので、バスに乗ったら59分発に乗ることが確定である。地図を見ると両駅間の距離は約800メートル。普通に歩いたのでは間に合わないが、ちょっと速歩きをすれば間に合うかもしれない。そう思うとなぜかムキになってしまい、急いで坂本比叡山口まで行ってみたが、あと50メートルというところで49分発は行ってしまった。大人しく、59分発を待つ。

@結局予定通りに

 石山坂本線の見所は、「気付いたら途中から路面電車になる(道路を走る)」という点であろう。撮影しようと思っていたのだが、子どもが車両の最前面でがんばっていたので、おじさんは引き下がることにした。
 13時32分、終点の石山寺に到着した。後は石山寺を詣でて、その後は京阪とJRを乗り継いて京都に向かい、コインロッカーにある荷物を取り出して、再度JRで関空に向かって羽田に飛ぶだけである。

@今日は寺めぐり

 

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