韓国鉄道公社、「落穂拾い」の旅

はじめに
 韓国への鐡旅は、5か月前に遂行したばかりである。しかし全線に乗車したわけではないため、今回はその落穂を拾ってこようかと思う。
 最大の乗り残しは、南部に東西に広がっている長大な慶全線である。前回の旅行で乗車する予定であったが、ムグンファ号が満席であったため断念した経緯がある。今回も心配になって数日前からインターネットで残席を確認していたが、釜田(プジョン)を早朝に出発する木浦(モクポ)までの直行便はすでに満席であり、しかも途中の順天(シュンチョン)で乗り換える列車についても同様であった。
 しかし後者については、馬山(マサン)で分割すると空席が表示されるようになったりする。しかも、韓国語ページと英語ページでは検索結果(残席)に若干の違いもあったりする。これは、現地(韓国)に到着して尋ねてみないと、詳細はわからないようである。
(インターネットで切符を買えばこのような心配はなくなるが、今回も前回と同様、レールパスを使用するため、日本からの座席予約はできない。レールパスは、韓国の駅のインフォメーションなどでバウチャーをパスに交換してから、初めて指定券の発券が可能となる)
 しかもそれだけではなく、到着日にソウルから釜山へKTXで移動する予定であったのだが、あれよあれよという間にほとんどが満席に近づきつつあった(金曜の午後だからだろうか)。いくら「立席券」という選択肢があるとはいえ、これも心配の種である。

@やっと木浦を制覇できた

■2011.10.7
 6時前に自宅を出て、京成電鉄本線でまったりと成田へ向かい(スカイライナーなどの贅沢な選択肢は無い)、空港でチェックイン後はラウンジで高級なパンを頂く。仁川(インチョン)国際空港への飛行時間は2時間15分ほど、到着地は心地よい快晴であった。
 前回の訪韓は金浦空港だったため、仁川は初めての利用である。到着ロビーをうろついているとKORAILのカウンターがあり、レールパスのバウチャーからの交換が可能であるという。これ幸いと、ここでパスへの交換と指定券の発券すべてをやってもらった(結果的にはこれが幸いした)。
 午後3時の釜山行のKTXは満席だったが、午後4時の列車を手配できた。明日以降の指定席も、杞憂をよそにすべて無事手配することができた。どうやらネット上の空席情報とは別に、駅で発券できる枠があるのかもしれない(もしくは、予約システム全体の統一が取れていないという可能性もある)。いずれにせよ、無事に「座って」旅行ができることとなった。
 空港連絡列車の駅へと向かい、改札近くのコンビニでT-moneyカードを購入した。これが1枚あるだけで、韓国内での移動が一段と楽になるからである。
 昨年12月にソウルまで通じた空港鉄道「A’REX」であるが、ノンストップの直通列車が所要43分で13,300ウォン、一方の各駅停車の一般列車が所要53分で4,300ウォン。座席の質の違いがあるとはいえ、この時間差でこの料金差では、普通の人間は後者を選んでしまうだろう。私も迷わず各駅停車を選んだ(しかも一般列車は、T-moneyカードも使用することができる)。私の乗ろうとした一般列車のすぐ直前に直通列車が出発していったが、列車全体で片手くらいの乗客しか見当たらなかった。

@こちらが安い方の入口

 広大な人工的風景の中を新しい列車は快走し、1時間弱でソウルに到着した。新しい駅構内のエスカレータを上がっていくと、見覚えのあるコンコースが広がっている。その中央付近には5か月前にレールパスを交換した案内所があるが、なんと長蛇の列である。偶然発見した仁川空港のカウンターで交換と指定券発券を済ませておいたことが、結果的にはかなりの時間節約に繋がった。

@何が釣れるのか(ちょっと怖い)

 出発まで1時間半ほどあるため、歩いて南大門市場や明洞を彷徨う。前回と同じ明洞の両替商で交換をしたが、わずか5か月前に1円=13.1ウォンだったのが15.3ウォンまで円高が進んでいた。旅行者としてはうれしい限りであるが、日本経済にとっては心配な数字でもある。
 歩いてソウル駅へ戻る。旧ソウル駅舎のリニューアル工事は終わっていて、内部に入ることもできたため少しだけ覗いてみた。何らかの展示館になっているようだが、時間もないため詳細は次回以降にすることにした。
 ホームへ向かい、16時00分出発予定のKTXへ乗り込む。フランスの技術で制作された旧型の車両であるが、乗車するのは初めてである。宛がわれた座席に座ってみたが、驚くほど足元が狭く、リクライニングもあまり心地よくはない(デフォルトの傾斜がきつすぎる感じもする)。

@旅慣れない人は、制服のお姉さんに尋ねると案内してくれる

 列車は定刻に出発した。走り出してしまえば、今春に何回か乗った路線であるため見覚えもある風景であるし、高速走行区間になればなったで、あまり叙述するものも見当たらない。理由はわからないが(前回の台湾旅行でもそうだったのだが)、高速鉄道に乗ると情景を叙述できなくなるのは気のせいであろうか。おそらく、心の奥底で言葉を思い浮かべるよりも速く、景色が流れ去ってしまうからかもしれない。
 そう思っていると、後ろの席に座っていた乗客が窓のブラインドを降ろしてしまった。この旧式KTXのブラインドは設計が悪く、2列(場所によっては3列近く)分の窓の長さがあるにもかかわらず、ブラインドが1枚に繋がっているのである。この件については前回の韓国旅行記でも書いたのだが(新型車両「山川」も同じタイプのブラインドである)、自分の意思以外で景色を遮られてしまうのは、あまり心地の良いものではないだろう。

@鉄道に乗るとき、お菓子と飲み物を買ってしまうのは何故か

 それでも完全に閉められたわけではなかったため、少しだけ開いている下部から覗き込むようにして外を眺め続けた。ここでふと気づいたのだが、韓国の鉄道車両の少し「残念な」部分(1.空調の吹き出し口が窓の下にあるため風が顔に当たる。2.テーブルが足元に収納されているため肝心の足元の空間がかなり狭い。3.ブラインドが前後の席で共同である。4.ブレーキがうるさい。etc)は、すべてこのフランス製高速鉄道を模倣してしまったことに原因があるのかもしれない。
 日も暮れて、定刻より3分遅れの18時44分に釜山に到着した。駅前広場を横切って地下鉄へ乗り換え、前回も利用したチャガルチ付近の安宿へ。今日は映画祭が催されているようで、いつもより賑やかな街中であった。

@今回もチャガルチの魚などで一献

■2011.10.8
 本日は釜田を10時30分に出発するムグンファ号に乗る予定であり若干の時間があるため、太宗台へ行くことにした。
 南浦洞駅近くのバス停から路線バスに乗り、ひたすら南下をする。バスの運転はかなり荒かったが、足腰の弱そうなお年寄りも揺れに合わせて必死に掴まっており、それなりに慣れているようであった。韓国の路線バスを利用したのは初めてであるが、これで今後の旅行における移動手段の柔軟性も出てくるだろう(地元の路線バスに乗れるようになれれば、それなりの進歩であると私は思っている)。

@市街地ではこのような電光掲示も(ハングルが読めれば、8・30・66・88系統すべて太宗台に行くことがわかり、どの系統があとどのくらいで来るかも予想できる)

 終着で降り、岬へ30分ほど歩いて行く。快晴ではあったが、残念ながら地平線は靄っており対馬は見えなかった。同じ道を戻って再び路線バスに乗り、今度は南浦洞は通過して釜山駅まで乗り通すことにする。バスの自動アナウンスの「プサンヨク」を聞き逃さないようにしなければならないが、初めての訪問でなければ、外の景色でそれなりに判断はできる。

@対馬(が見える日もある)

 釜山駅で駅弁を探したがこれといって珍しいものもなかったため素通りして地下鉄駅へ向かい、釜田へ向かってしまった。釜田駅周辺には大きな市場があるため、そこをしばらく散策し、結局前回と同じ店でパジョン(チヂミ)を買う。
 パジョンを片手に、釜田駅ホームへと降りていく。すでにムグンファ号は入線しており、改造したディーゼルカーの4両編成となっている。カフェカーは付いておらず、ミニカフェとして自動販売機があるだけの簡素なものであった。

@改造型ディーゼルのムグンファ号

 席へ向かうと、すでにほかの人が座っていた。こちらの指定券を見せると、どうやら夫婦そろって並んで座っているようで、向かいにある通路側の席と代わってくれというようなことを言っている。しかしそれでは意味がない(車窓を見るために日本から来ている)ため、窓を指しながら「サジン…(写真…)」と言うと、その発音から外国人観光客とわかってくれたらしく、夫婦は反対側の列へ移っていった。
 定刻の10時30分、ディーゼルカーらしくなく、ゆっくりと静かに出発していった。釜山市街地をゆっくりと走り抜け、釜山駅方面からの路盤と合流すると、大きな操車場が見えてくる。出発時から良い乗車率であったが、勿禁(ムルグム)を過ぎるころにはちらほらと立つ人も見え始めた。11時55分には昌原(チャンウォン)に到着、駅構内には無蓋の貨物列車があり、軍用の車両が掲載されているのが見える。

@なぜなら昌原から支線が分岐しており、その先の鎮海には軍事施設があるからである

 ここから先が、初めて乗車する区間となる。すぐ次の馬山(マサン)ではさらに乗客が乗ってきて、通路までいっぱいになってしまった。馬山以降は街並みが少なくなり木々が多くなるが、それと反比例して車内は賑わっている(1日に6往復しかないからかもしれないが)。12時33分には郡北(グンブク)に到着、釜田方面へ行くムグンファ号とすれ違ったが、あちらは機関車が牽引する客車タイプであった。
 沿線では、いたるところで新しい高架や路盤が建設中である。ここだけに限らず他の多くの路線に言えることだが、若干の修正ではなく大がかりな工事であり、ほぼ「新設」と言ってもいいくらいであるから、今のうちに旧い路線に乗っておけるということも重要であるかもしれない。

@工事中の高架と田んぼ

 季節的には米の刈取り時期であり、首を垂れている稲穂や、区域によっては刈り取られているところもある。日本との違いは、収穫後の稲わらを牧草のように「丸めて」保存しているところである。そのおかげで、見方によっては北海道の牧草地帯のような雰囲気にもなっている。

@なんとなく、牧場的

 12時52分に到着した小さな駅(駅名は見忘れた)では、意外にも多くの乗客が降りて空席も目立ち始めた。田園地帯を走り抜け、13時27分には晋州(チンジュ)に到着、車内は半分くらいの乗客に落ち着いてきた。降りる客も多いが乗ってくる客もおり、入れ替わりが激しい(そのため、通しで買おうとすると指定券が手に入れにくいのかもしれない)。
 13時56分に到着した北川(プクチョン)は、駅周辺が大量のコスモスで包まれていた。近くの駐車場には観光バスもちらほら停まっていて、観光客向けの看板などもあり、賑やかではないがローカル観光地としてそれなりに有名なようである。このような、予期していない観光スポットに巡り合えるのも、ローカル鉄道の旅ならではである。

@コスモスと女性

 それからはまた田んぼの中を走り抜け、定刻より6分遅れの14時51分に順天に到着した。乗り継ぎの列車の出発まで9分しかないが、出口に向かって駅スタンプを押し、売店は店員の休憩らしく閉まっていたためすぐにホームへ戻り、光州松汀(クァンジュソンジョン)行のムグンファ号へと乗り込んだ。編成は先ほどの列車とまったく同じであり、割り当てられた座席も3号車のほぼ同じ位置である。違いは、車内が閑散としていることぐらいだろう。

@どうしても漢字から読んでしまう(日本人の性)

 各車両に十人程度ずつだけを乗せたムグンファ号は、15時00分に出発した。どこかのサイトでこの慶全線のことを「山陰本線」と言い得て妙な表現をしていたが、確かにその通りで、地域的には動脈を成しているがどことなく長閑で、田舎でも都会でもない風景が続いていく。良くも悪くも刺激がないため、うっかり1時間ほど寝てしまった。
 じきに大都会(光州)が右手に近づき始め、その中には入っていかずに少し左に逸れて光州松汀に到着した。1時間弱ほど時間があるため、「その土地らしさ」を求めてふらふら歩くとちょうど市場を発見し、そこをふらついたりして時間を潰した。数軒おきにポンテギ(蚕の煮物)が売っているが、どうしてもおいしそうには見えない。

@う〜ん

 18時08分発のKTXで木浦へ向かい、薄暗くなった中、ほぼ定刻の18時45分に到着した。ホテルは予約していないが(予約できるようなホテル自体が駅の近くにはない)、インターネットで検索して目星をつけておいたモーテルを探し、そこで空室を訊くとあったので、迷わず泊まることにした。3万ウォンにしては、部屋も広くて上々である。
 木浦といえばホンオ(世界で2番目に臭い食べ物)で有名だが、そんなものは食べるつもりはない。ナクチ(蛸)も有名であるため、イルミネーションで有名な繁華街を抜け、これまたインターネットで検索して目星をつけておいた地元で有名な店へ行き、ナクチピビンパを注文した。蛸が驚くほど柔らかく、面倒くさがらすに外食にしてよかったと心から思える品であった。

@韓国の食事で初めて感動した(1万ウォン)

 食堂からの帰り道には、屋台で軽食(大きな唐辛子の肉詰め)などを買い(簡単な買い物なら韓国語を使えるようになってきた)、そしてコンビニで焼酎を買って、それらを部屋でいただいて1日を〆た。

@しかしこういうのも“味”があってよい(3個単位で、1,000〜2,000ウォン)

■2011.10.9
 今日も出発は10時20と遅めであるため、木浦市内を観光する。まずは儒達山(ユダルサン)へと向かう。登山道となっている坂道を歩き階段を昇りつつ、観光客たちが目標とする見晴らし台まで上がってみたが、その先にも登山道のようなものがある。次に木浦に来ることなどそうそうないであろうから、せっかくなのでそれも制覇することにする。最後の方は岩をよじ登るような感じであったが、岩肌剥き出しの頂上から眺める港湾は爽快であった。

@気分爽快

 久々の登山で若干痙攣気味となった足で、続けて木浦市内を散策する。旧日本領事館を眺めてから、資料館となっている旧東洋拓殖株式会社へと行く。後者は無料なのはいいが、いかにも「反日教育」に使用されていそうな、根拠のない写真や叙述などもあってあまり心地いいものではなかった。

@気分転換に猫写真でも(しかし韓国の猫は遊んでくれない)

 続いて港の市場方面へ行き、並んでいるホンオ(もちろん食べない)などを写真に収め、目に入った食堂に入ってまたしてもナクチピビンパを注文した。昨晩のとは毛色が違っていたが、これはこれで美味しくいただいた。味と蛸の柔らかさでは昨晩の方が、ボリュームとスープの質は今回の方が良かったといえる。

@ホンオは写真に撮るだけ

 木浦駅へ向かい、10時20分発の光州行のムグンファ号に乗り込む。車両と編成は昨日乗車した2つとまたしても同じであり、そして3号車の似たような席である。違いは、車内がさらに閑散としており、1両当たり数人しか乗っていないという点であろうか。木浦と光州はどちらも大きな都市だが、人の流れはソウル方面に向かっているため、両都市を直通で結んでいるムグンファ号は1日に2往復しかなく、しかもこの乗車率である。

@同じ列車の写真を載せても意味がないので、構内で展示されていた鐡写真を

 ガラガラの車内であるが、私の席にはすでにおじさんが座っていた。他の席に座ってもいいのだが念のため切符を見せると、おじさんは何やら言いながら他の席へと移動していった。韓国の鉄道には改札がなく、また車内での切符確認もない。まれに車掌が機械(座席の埋まり状況でもわかるのだろうか)を片手に確認に来るだけである(よって、キセルも容易に可能である)。指定券が売り切れの列車で、立席券の乗客が空いている席に「とりあえず」座っている場合はあるが、今日のようにガラガラの車内であえて他人の席に座るということはありえない。このおじさんも、もしかしたら指定通りの席に座るのが面倒なだけだったのかもしれないが、しかし、やはり怪しい。
 定刻に出発したムグンファ号は、田んぼと住宅が入り混じる中途半端な田舎風景の中を快走していった。私は登山の疲労と早めの食事による満腹感で、しばらくウトウトとしてしまった。

@同じような田園風景が続くので、つい

 光州松汀を出発してからは昨日の路盤から逸れ、光州市街の中心部へと向かっていく。列車は定刻の11時41分に終着駅に到着し、私は数少ない乗客と一緒に出口へと向かった。
 半日でもあれば「光州事件」に関連する観光スポットにでも行ってみたいところであるが、今日は2時間ほどしかない。結局、歩いて良洞市場へ行くだけにした。
 歩き出すと、駅前には韓国には珍しいホンダ(自動車)のディーラーのショールームがあった。そこからまっすぐ歩き続けること約30分、良洞市場に辿り着いた。それなりに賑やかな市場であり、鶏肉がオブジェのように組み立てられて展示されていたり、トウガラシが山のように積まれている。そしてここでも、至る店でポンテギが山のように置いてあった。最近では人気が薄くなってきているという話を聞いていたが、市場にはまだまだたくさんあるようである(もちろん、買うことはしない)。

@この子(?)はまだ大人しいポーズで、もっと激しいのもたくさんあった

 その後は光州駅へと戻り、13時50分発のKTXでソウル市内のターミナル駅である龍山(ヨンサン)へ向かうこととする。
 事前に窓側の席を取ってあったが、車内に入ってみると、なんと私の席の側面がほとんど壁だけではないか。KTXはフランスTGVを基礎にしたものであるが、TGVの窓のパターンにKTXの座席(東洋人用に前後間隔を狭くしたもの)を置いているため、窓と席との相性が良いところとそうでないところがある。そして不運にも、もっとも組み合わせの悪い席に当たってしまったのである。

@出発前のKTX

 そうはいっても、前を覗き込めばまったく見えないというわけでもない。旧式のKTXは半分の座席が進行方向の反対側に向いており、さらに窓と席との相性があるため、「進行方向に向かっている窓側で外がよく見える席」は1両当たりに8席ほどしかないわけであるから、進行方向に向いているだけでも良しとせねばならないだろう。あとは、前列の乗客がブラインドを下げないことを祈るばかりである。

@これで「窓側」とは…(カーテンの向こう側すべて壁)

 定刻に出発し、しばらくは高速用高架ではない一般路線を走っていく。前方を覗き込みつつ、長閑な風景を眺め続ける。幸いにブラインドは閉められることなく、14時52分には益山(イクサン)に到着した。ここから先は、前回の旅行で乗車済みの区間である。
 益山からはほぼ100%の乗車率となり、その後西太田(ソテジョン)から先で高速用の高架に乗り、列車は時折時速300キロで快走していく。一部で徐行したことが影響したためか、終着の龍山には少し遅れた16時52分に到着した。
 地下鉄を乗り継ぎ、1泊18,000ウォンの安宿に投宿。宿から歩いて15分くらいのところに賑やかな市場を発見したため、そこで惣菜をあれこれ買って、部屋で焼酎と一緒にいただいた。

@市場をぶらぶら

■2011.10.10
 日本では3連休の最終日、私もゆっくりしたいところであるが、今日は早朝の便で日本へ戻らなければならない(午後の便では、それなりの値段になってしまうため)。
 5時41分頃の地下鉄の始発に乗り、金浦空港駅で乗り換え、空港鉄道で仁川空港へ。カウンターに行くと、片言の日本語でインボラの案内を受けた。前回の台湾旅行と2回連続でビジネスへの無償アップグレードとなり、旅の最後は気持ちよく終えることができた。

@近距離の早朝便なので軽めですが、美味でした

 

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