【猫鐡E】城ヶ島・江ノ島編

■はじめに

 今回の行先は、近場の神奈川県である。城ヶ島はマグロ目的で昨年の夏に行ったばかりであるが、江ノ島は実は初めてである(江ノ電には何回も乗っているが、東京人に東京タワーに登ったことがない人が多いように、意外に行かないのである)。
 距離的には日帰りの範疇であるが、あえて泊まることにした。というのも、江ノ島で税込み3千円未満(しかも出来たばかり)の宿を発見+宿泊サイトの期間限定ポイントが1,000あり(期限は来月まで)=泊まっても2千円以下=東京に往復するのとあまり変わらない、ということで、この近距離では初めての宿泊旅行である。

@江ノ島駅にて

■2017.1.28
 品川に向かい、「三浦半島2DAYきっぷ」を購入。金額は2,030円で三崎口までの往復料金と大して変わらないが、それでいてフリー区間が2日間乗り放題であるから、かなりお買い得である。
 三崎口までは、ロングシートではない車両なので旅行気分になれるのも良い。

@これで移動

 京急に小一時間揺られ、終点の三崎口からバスで三崎港へと向かった。「みさきまぐろきっぷ」のパンフレットを手にした客が多く、バスは超満員であった。
 目的地は城ヶ島であるが、私も三崎港で下車した。ここに来て、マグロを食べずに帰る手はないだろう。

@今日は(まぐろきっぷがないので)現金払い

 食事を終えてバス停に行くと、運よく城ヶ島行きが来る3分前であった。
 猫が多いのは城ヶ島公園であるが、あえて終点まで行った。昨年来た際に、灯台付近にも猫がいたからである。終点のバス停から土産物屋がある小道を歩いていくと、去年と同じ場所で1匹発見した。

@こんにちは

 不機嫌そうな顔をしていたが、触らせてくれる子だったので「ごろん」をさせたりしてしばし休憩。
 その後は散策コースを歩いたが、それにしても天気の良いこと。猫とも鐡とも関係ないが、青い海と富士山の写真を掲載しておく。

@快晴

 前回同様、奇岩の多い海岸線を歩いていくが、それにしてもトンビの数の多さときたら。しかも、意外に人の近くで一休みしたりしている。これも猫とも鐡とも関係ないが、一葉載せておく。

@格好いい

 景色の良いハイキングコースを歩き、城ヶ島公園にたどり着いた。辺りは一面の水仙である。
 水仙が奇麗なのはいいのだが、とにかく猫がいない。誰とも出会わないうちに公園の端まで来てしまったが、そこでやっと1匹発見した。

@水仙の横で爆睡中

 爆睡猫を相手にしてから入口まで戻ったが、結局この1匹だけであった。そんなことはないと思いもう一周したら、先ほどの爆睡猫の近くで別の奴を発見した。さらにしばらく歩くと、黒猫を発見。どうやら、藪の中を出たり入ったりしているようで、見つけにくいようである。

@睨み

 1回目と同じ道で出口に向かったが、テーブルの下にもう1匹発見した(よくよく探せばいるようである)。返事は最高に良い(こちらが「にゃん」と言えば必ず「にゃー」と返事する)が、どうやっても出てきてくれなかった。

@警戒の目

 公園の敷地を出て、徒歩で最寄バス停「白秋碑前」へ。1分もしないうちにバスが来たので、今日はタイミングが良いようである。14時過ぎに、三崎口駅に到着。
 ここから新逗子を経由して鎌倉まで移動するのであるが、手っ取り早いのは鉄道で新逗子まで移動することである。しかしせっかくフリー切符があるので、バスを乗り継いでみることにした。
 三崎口から最初の乗り継ぎ場所となる「横須賀市民病院」までのバスの本数はかなり少ないが、乗り場に行ってみると出発5分前であった。今日はつくづく運が良いようである。

@まずはこれで移動

 横須賀市民病院、逗子駅、鎌倉駅で乗り換え、16時過ぎに長谷観音バス停で下車した。いずれも、乗り継ぎはすぐであった。それにしても、今日1日だけでフリー切符代と大差ないくらいのバスに乗ったが、こういう使用の仕方をする人はあまりいないのであろう。
 さて、江ノ電で移動してもいいのであるが、今日は夕日を見ながら海岸沿いを歩いて江ノ島まで移動することにした。

@近づく頃には日も暮れた

 出来たばかりの安宿に投宿し、風呂に入ってから近くのスーパーへ。せっかくだから地の物を、ということで、「江ノ島」「鎌倉」「神奈川」などの言葉が入っているものを選んだりした。

@もちろんこれ以外にも購入

■2017.1.29
 7時過ぎに宿を出て、歩いて江ノ島へ。犬の散歩をしている人が多い海岸線や橋を歩き続け、まだ観光客のいない参道を歩いていると、さっそくデブ猫と遭遇した。

@これ以外に白猫もいた

 その後はずっとコース通りに歩いていったが、猫島というほどの数ではない。「まさかさっきの2匹で終了?」と思いかけた終盤、山を越えて最後に行き詰ったところで、やっと黒猫2匹を発見した。

@まっしぐら(左の子)

 振り返ると、灰色のやつやトラの奴もいる。
 そいつらを適当に相手をして元来た道を戻ると、今度は所々で猫を発見した。とうやら、朝出るのが少し早過ぎたようである。

@おしり

 江ノ島を出て、歩いて江ノ電江ノ島駅へ。藤沢方面には、台湾観光とのコラボ車両がちょうど来ているところであった(表紙写真)。
 しばらく待ってから鎌倉方面の列車に乗車。江ノ電は民家ギリギリに走るだけではなく、海沿いやトンネル、路面上など様々な場所を走るので、ちょっとしたテーマパークのようである。

@路面

 さて、これで猫島は終わりである。しかしフリー切符があるので、猫は全く関係ないが猿島に行くことにしている。
 鎌倉からバスで新逗子へ行き、そこから京急を乗り継いで横須賀中央へ行き、徒歩でフェリー発着所がある三笠公園へと向かった。なお三笠公園にはSLが展示されているが、これは緊急時の飲料水保存用であり、鐡ネタにはならない。

@一応掲載

 猿島の軍事施設を見学し、船で戻ってきてもまだ14時前である。これからフリー切符を活用してさらに観音崎を観光して、それから家に戻ることにしている。

 

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