ムーミン谷の鐡

■はじめに

 今回の訪問先は、フィンランドである。同国に対する予備知識はムーミンくらいしかないので、ベタなタイトルになってしまった。
 北欧への鐡旅は初めてではなく、昨年のほぼ同時期にノルウェーとスウェーデンを訪問している。北欧の良い点としては「治安が良い」「英語が通じる(しかもかなり流暢)」などがあり、反対の面としては「物価が高い」ということになる。フィンランドもやはり物価が高いが、通貨がユーロであるため、春に行ったフランスの残りを使ったりすることができるのが唯一の違いである。
 利用するレイルパスはフィンランドパス(ファーストクラス5日間用)で、以下のような旅程とした。

初日:成田からヘルシンキへ飛び、夕方はヘルシンキ市内観光(ヘルシンキ泊)
鐡1日目:コウヴォラまで移動し、支線でコトカまで往復。ピエクサマキまで北上し、そこからヨエンスーへ。1日に2往復しかない列車で終着駅のヌルメスへ(ヌルメス泊)
鐡2日目:まずはヨエンスーへ戻る。パリッカラへ行き、支線でサヴォンリンナまで往復。コウヴォラへ移動し、再度ピエクサマキまで北上し、ユヴァスキュラへ移動(ユヴァスキュラ泊)
鐡3日目:まず、内陸を西へ横断して港町のヴァーサまで行く。セイナヨキまで戻り、タンペレまで南下。しばしタンペレ市内を観光した後、ノキアまで往復。その後、ロヴァニエミ行の夜行列車(通称「サンタクロースエクスプレス」)に乗車(車中泊)
鐡4日目:ロヴァニエミ市内を観光した後、ひたすらタンペレまで南下(タンペレ泊)
鐡5日目:トゥルクまで移動し、その後ヘルシンキへ。ヒュヴィンカーまで行き鉄道博物館を見学してからヘルシンキへ戻り、夕方の便で成田へ(機内泊)
最終日:午前9時に成田到着。いったん家まで戻り、夏休みの日数も限られているため、出勤日を増やすために遅刻扱いで会社へ…。

 5〜10分程度の乗り継ぎがたくさんあり多少の不安を覚えるが、北欧の鉄道は雪のない季節は概して遅延は少ないし、仮に遅れたとしてもちゃんと接続を取ってくれるのは前回の北欧旅行で確認済みであるから、たぶん大丈夫であろう。


@タンペレ駅にて

 前編(7月16日〜7月18日)

 後編(7月19日〜7月21日)

 

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