【petit-tetu】ドバイで寄り道

■はじめに
 今年の年末年始はエジプトへの鐡旅を実行することとなり、これは私にとっては初のアフリカ大陸上陸となる。
 カイロへの直行便はないためどこかで乗り継ぐことになるのだが、日程や金額(後者が一番重要)を考慮して、ドバイで乗り継ぐこととなった。復路は本当に乗り継ぐだけであるが、往路は少し余裕を持たせて7時間ほど自由時間を作ることにした。これにより、ドバイの鐡ネタを拾うことが可能でとなる。なお、実は中東に関しても初めてである。
 鐡ネタといっても、メトロ等の小ネタがちらほらあるだけである。ただしこのメトロは、運転手がいない自動運転であり(日本で言えば「ゆりかもめ」などと同じ)、自動運転としては運転距離が世界最長であるとのことである。

 今回利用する航空会社は、エミレーツである。私はワンワールドもスターアライアンスもどちらもそれなりのステータスがあるので、ラウンジ等は自由に使えるし座席も足元が広いところを押さえたりすることができるが、エミレーツは独自路線で我が道を行く企業であり、どこのアライアンスにも加盟していない。よって久々に「特権のない」移動となるが、エミレーツ自体は評判が良さそうなので、問題はないであろう。

@ドバイ・マリーナにて

■2015.12.26
 今年最後の仕事を終えてから家に戻り、支度をして羽田空港へ。エミレーツ便でもJALのコードシェアで買えばラウンジが使えたのであるが、エミレーツで直接買った方が安かったので、こればかりは仕方がない。ただ羽田の場合、カードラウンジがあるので、無料のアルコールはないがそこで少し時間を潰した。
 いつもならば「ラウンジで酔っ払って搭乗即熟睡」なのだが、今回はそれができないため、機内でアルコールを飲むことにしている。出発時間は0時30分で、ミールが提供され始めたのが1時45分過ぎであり、アルコールがなくても寝てしまいそうだったが、必死になって起きていた。しかし、やはりいつものパターン(ラウンジで浴びるほど飲む)の方がいいので、次回からはそうしようと思う。

@メインがキャベツで隠れているのは、乾燥を防ぐため?

 7時過ぎにUAEのドバイに到着した。大混雑のイミグレを通過し、ターミナル3に直結しているメトロの駅へ。メトロといっても地下部分は都心のほんの一部だけであるため、見た目は普通の高架鉄道である。
 取り急ぎ、自動券売機で切符を買う。西洋人が悪戦苦闘しているようで、私に「どうぞ」と譲ってきた。あれこれ操作し、切符を手に入れた(英語の指示通りにすれば、それほど難しくはない)。

@戦利品

 列車はすぐにやって来た。最初は空いていたが、地下に潜ると急に混み始めた。
 とりあえずドバイモールで下車し、ひたすら長く続く歩道を歩いてモールへ。まだ開店前であるが、水族館の外から見える部分は見ることができた。

@おのぼりさん的に

 駅へと戻り、再度メトロで西へと移動する。続いての下車はドバイ・マリーナであるが、ここは2014年11月に開通したトラムとの接続駅なのである(メトロの駅名がちょっと違っていたような気がするので、もしかしたら変わったのかもしれない)。
 トラムの駅に行って切符を買おうとすると、メトロにある券売機とまったく同じものであった。となると、同じゾーン内であれば金額が変わらない可能性がある。近くにいた係員に「これ使えますか」と先ほどまで使っていた切符を出して聞くと、改札用の機械(タッチするだけのもの)を指さしてきた。そこに切符をかざすとピッと鳴り、これでOKである。

@トラムも近づいてきた

 トラムの駅というと、路上に少しだけ高い部分のコンクリを置いただけを思うかべるが、ドバイのトラムは各駅ともかなりしっかりした「駅舎」である。
 出発すると、車内で検札があった。車掌に切符を渡すと、それを機械にかざして、乗り継ぎ回数がオーバーしていないか、ゾーンを超えていないかを確認しているようである。
 終点までは行かず、パーム・ジュメイラで下車。ここはその名が示す通り、パーム・ジュメイラ方面に行くモノレールとの接続駅である。

@高架上から駅を撮影

 しかし、モノレールに乗っている時間はないし(本数もあまり多くないし、短い距離のくせして往復で25ディルハムもする)、今日は眺めるだけである。そもそも、モノレール自体に対してはあまり「そそられない」のである。
 高架を渡りビル内の駐車場をひたすら歩いてモノレール駅まで行ったが、切符を買わないと中には入れないし、ビルの外からモノレールを撮影できそうもない。諦めて、コンコースに飾ってあった芸術品(?)の写真を収めて、元来た道を戻っていった。

@鐡ネタです

 トラムに乗り込み、高層ビルやヨットハーバーの中を走り続け、ジュメイラ・レイクス・タワーズで下車した。この駅も、メトロとの接続駅となっている。
 トラムの車両は先頭からは前が見渡せるため特等席であるが、ドバイの鉄道は「女性(と子ども)専用車両」があるので要注意である(どちらかの先頭がそれに指定されている)。

@これを撮影して、すぐに後ろの一般車両に引き下がる

 あとは、メトロに乗ってひたすら空港を目指すだけである。メトロの場合、西側の先頭は女性専用であるが、東側は普通席であるため、先頭からの景色を堪能できた。
 なお今回、復路も含めて3回に乗ることになるが、一日乗車券を買った方が安くなることがわかった。次回…はいつかは不明であるが、機会があればそれを利用したいと思う。

@メトロの最前部より 

 

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